約 1,745,995 件
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1375.html
決闘に勝利したにも関わらず、ルイズはその場から逃げるようにして離れた。 顔を真っ赤にしている彼女のその手には、一枚のパンツが握られている。 一枚、たった一枚。その他多くはルイズの放った失敗魔法の爆発に巻き込まれ天に召されたか、あるいは第三者の手に渡ってしまったようだ。 「ブラック・サバス」 ルイズは怒りのこもった声で、自分の使い魔を呼んだ。だが、神出鬼没の使い魔は姿を現そうとしない。 ルイズはいろいろ高ぶる気持ちを抑えながら、例の装置と鞭を手にする。 そして、もう慣れた手つきで装置を『再点火』する。 「お前、『再点火』したな!」 「サバス…………あれは、どういうこと?」 予定通り現れたブラックサバスに、できるだけ笑顔で答える。鞭をもつ手はプルプル震えていたが。 「チャンスをやろう!」 「うるさい!意味分からないこと言っても、もう逃がさないわよ!あんたにはもうチャンスはないからね!!」 ルイズはブラック・サバスに向かって鞭を振るった。 「ブグッ!」 ブラック・サバスはうめき声を上げるものの、痛そうなそぶりは皆無だった。 それを見たルイズはますますむかっ腹が立ってくる。 「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!」 ルイズは顔を真っ赤にして鞭を振るった。 しかしそれでも、ブラック・サバスは特に堪えた様子は無い。 いい加減疲れがピークに達したので、ルイズは考えるのをやめた。ベッドに横になる。 ブラック・サバスが相変わらず自分のすぐ側に立っているのを確認して、そして泥の様に寝た。 その可愛らしい寝顔を見ることなく、ブラック・サバスはただルイズの横に立つ。 長い長い一日がやっと終わった。 「いつまで寝てんのよ!さっさと起きなさい!」 「……もうちょっと寝かせて……後5分……」 「まったくだらしないんだから。あなたもそう思うわよね~?」 ルイズは寝起きのボンヤリとした頭で考える。 今、私は誰と会話してるんだ?……ブラック・サバスか……朝、起こすのも使い魔の仕事よね…… それにしても声変わったんじゃない?妙に高いわね。それにいつの間にやらボキャブラリー増えてるじゃない…… なんかムカつくしゃべり方だけど……まるでキュルケに似て…… そこでルイズは跳ね起きた。 横を見るとキュルケが、ブラック・サバスと普通におしゃべりをしている。といっても一方的に話しかけてるだけだが。 「なななななな!」 「何よ。朝から元気ねー」 「なんであんたがここにいるのよ!鍵かかって……勝手に開けたのね!?」 見るとキュルケの後ろのドアが、全開で開いている。 「勝手に開けて入ってくるなんて、ホントにツェルプストーの人間ってデリカシーがないのね!」 「そういうあんたこそ。ヴァリエールの人間は抜けてるようね。いつまで寝てんのよ」 「いつまでって………今何時」 「朝食、もう終わったわよ」 「えええええええええええ!?」 朝食の時間、食堂での話題は昨晩の決闘のことで持ちきりだった。 ギーシュはもうケガは治ってるとか、いや全治一週間だとか再起不能だとか。 ルイズの魔法によって、大爆発と共にパンツが舞い始めたとか。 そして、なによりあの謎の使い魔のこと。 不気味な姿、決闘の時見せたトリッキーな動きと、ギーシュを異様な状況に追い込んだ奇妙な力。 あれは先住魔法だ、つまりあれは亜人ではなくエルフなんだよ。 違う!あの黒づくめの格好……あれは悪魔だったんだよ!な、なんだってー! という具合だ。 しかし、その話題の中心であるルイズとギーシュがなかなか現れない。 まぁギーシュはケガを負ったので、今も療養中というのは理解できるが、ルイズが来ないのはなぜか? キュルケも顔には出さないが、少し気にかけていた。 すると後ろから声を掛けられる。振り向くと昨日の決闘の関係者の一人であるシエスタが立っていた。 「あの、ミス・ツェルプストー。ミス・ヴァリエールはどうなさったんでしょうか……昨日のことで具合を悪くなされたとか……」 「別に心配することはないと思うけど……」 そう言って二人で顔を曇らせる。後で様子を見に行ったほうがいいかもしれない。 食事が終わるとキュルケはルイズの部屋の前まで行き、何度かノックしてみる。しかし返事はない。 少し考えた後、ドアをアンロックの魔法で開けて入ってみる。 幸せそうな顔で寝ているルイズと、その横でじっと立っている使い魔をみてため息をついた。 心配して……いや、別に心配なんかしてないわよ。 ここから最初のやり取りへと展開していくのだ。 「もう!サバス起こしなさいよ!使い魔でしょ!…………ってあれ」 とりあえずブラック・サバスに文句を言おうとしたら、またもや姿を消していることに気づく。 「ああ、あんたの使い魔なら洗濯物持って……ていうか食べて出てったわよ」 「止めなさいよ!」 ベットから飛び出してルイズはブラック・サバスを追おうとするが 「あんた、もう用意しないと授業に遅れるわよ?それともそんな格好で出るつもり?」 言われて自分が昨日の決闘の時と同じ格好であることに気づく。 目だった汚れは無いが、それでも砂や泥が付いてる所があるし、なによりシワだらけだ。 というかこの格好でベットで寝たのか……と、少し後悔の念が生まれる。 「き、着替えるから出てって」 ルイズが慌ててクローゼットの前に移動する。 しかし、言われたキュルケは出て行かずにニヤリと笑った。 「着替えならあるわよ」 ニヤニヤ笑うキュルケの手の中には、パンツがあった。 「!!!!か、返して!!!」 ルイズがものすごい勢いで飛びつくが、キュルケは手を上に伸ばしてヒョイッとかわす。 「やっぱりこれあんたのだったのね~。この色気の無さはあんたのだと思ってたのよ。まぁあなたの体にはお似合いだけどね」 そう言って自分の胸を強調するキュルケを見て、ルイズの顔がどんどん赤くなっていく。 「じゃあね!早くしないと授業に遅れるわよ!」 キュルケはいろいろなものが飛んでくる前に、部屋から飛び出した。 ルイズの怒りの叫びが後ろから飛んでくる。 なぜかとても清清しい気分だった。やっぱりルイズは面白い。 その日の昼休み、ルイズはギーシュの元へ出向いた。 勝負の結果とはいえ、やりすぎた感はある(あまり覚えていないけど)。 というのも授業中、回りの生徒が自分を見る目がどうもおかしい。 決闘に勝利したことによる、改めて見直したとかそういうのではなく、なんというか畏怖しているというか。 たまに『デビル』とか『キラー』とか物騒な単語が聞こえるけど、私のことじゃないわよね。 ……いざギーシュの部屋の前に来ると、ドアを開けるのをためらってしまう。 開けた瞬間「ご臨終です」とか聞こえたらどうしよう。 …………え~い、ままよ! 覚悟を決めてドアを開ける。 「ああああああああああああああああああ」 まず聞こえたのは学院中に響いたのではないかという泣き声。 見るとモンモランシーが包帯まみれのギーシュ……恐らくギーシュである物の横で号泣している。 ギーシュ・ド・グラモン死亡確認! 処罰…………退学…………実家に強制送還………… そんな単語がルイズの頭の中を駆け巡る中、呑気な声が彼女に届く。 「おや、そこにいるのはルイズ。君も見舞いに来てくれたのかい?」 …………らせん階段……カブト虫 ……廃墟の街……イチジクのタルト…………ん? 「ギーシュ!生きてたの!」 「君はいきなりだね……」 「ちょっと!縁起でもないこと言わないでよ!」 包帯男とその横の目を赤くしたモンモランシーが順番に答える。 「ギーシュはね!今やっと目を覚ましたところなのよ!」 「まぁまぁモンモランシー落ち着いて。そんな顔をしてはせっかくの美貌が台無しになるよ」 「ギーシュ…………」 「元気そうでよかったわね。お大事に」 もう帰ろうと思い始めたルイズに包帯男があわてて声をかける。 「ま、まってくれルイズ!…………まず君と君の使い魔を侮辱したことに対して謝らせて欲しい。すまなかった」 そういって頭を垂れる包帯男に、ルイズは少々驚いていた。こんなに素直に謝るとは。 意外な顔をするルイズに包帯男、もといギーシュは続けた。 「決闘に負けて、モンモランシーが僕に付きっ切りで看病してくれてる間にいろいろ考えてね。 僕は女性には優しい薔薇のつもりでいたが………モンモランシーにケティに君に、あとあのメイドの……」 「シエスタ」 「そう、そのシエスタって子も傷つけてしまったんだ。動けるようになったら彼女にも謝罪しに行くつもりだよ」 それを聞いたルイズは、ギーシュに謝られるシエスタを想像した。 きっと頭を下げるギーシュ以上にペコペコするんだろうなあの娘は。 それを考えると少しおかしくなったルイズは二人にばれないようにフッと笑った。 「ままぁ私もちょっとやりすぎたわ。悪かったわね。私の使い魔の分も謝っておく」 予想以上にギーシュにあっさり謝罪されたので、ルイズもそれに合わせるかのように謝罪の言葉を口にする。 なんとなく気恥ずかしくなったルイズは、もうさっさと部屋を出て行こうとしていた。 そこへモンモランシーが呼び止める。 「ルイズ!ひとつ教えて…………あなたの使い魔はいったいなんなの?あれは魔法じゃないんでしょ?」 「…………」 改めてブラック・サバスのことを考える。 ……たしかにブラック・サバスの力はルイズたちの魔法の基本である四系統から、大きく逸脱している。 ……まぁそれはある意味ルイズもなのだが…… とにかく、だからといってブラック・サバスが、例えば「虚無」や「先住魔法」を使っているなんてことは思えない。 ファンタジーやメルヘンじゃあないんだし。 でも……あの力がなんだろうと……ブラック・サバスは私の使い魔なんだから。 使い魔である以上……大丈夫よね。 ……はたして本当にそうだろうか。ブラック・サバスは本当に自分を主と思っているのだろうか? あの力を、自分は御することはできるのだろうか……。 実際、今ブラック・サバスがどこで、何をしているかルイズは分からない。 「…………さぁ」 ルイズはそれだけ言うとギーシュの部屋を後にした。 その頃ブラック・サバスは 「サバスさん。あまり強くするとゴムが切れてしまいますよ」 「…………」 パンツを洗っていた。 To Be Continued 。。。。?
https://w.atwiki.jp/shachozero/pages/123.html
533 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/01/27(日) 23 06 45.96 ID Mfbr7B940 / l \ \ ヽ / . / | | . . ヽ \ .ヽ ヽ , / / . | . / . . | | 、. . . .\ . ヽ | . , | l l | . . . .! . ハ/ ∧| . . \ . . .lヽ . . \ .. | . . | | | | | . | . |_;.|_|_|__乂 . . . `廾十 ト- 、ヽ | . . | | lハ ト、 -K´|ヾ! \ |__ `\ . . . . .}_ヾ!. | . . ハ/l . .! | 「なによ。いつも女の子になんか興味ないって顔してるくせに ヾ;.\ .| ,ィチfテ¨ヾミ、 ヽ. . ./,ィチ¨ヾミk、{ . .| | 今日だけじゃないわ、私が授業を受けている間にあの子を連れ込んで N ヾ ソ{ 代 、ノリ ノ/ 代 、ノリ バ .. . . | | いっつもあんなことしてたんだわ…… | ヘ . , と);少゙。 と)_,少゙ / . . . . ./ , 知らなかったのはわたしだけ。ひどい。許せない」 ∧ ハ ヘ ゚ , ゚ / . . . . ./. . ヽ / . . . | . , __ / . . . . . / . . . .. \ / . . . . . .| ヽ f ーヽ / . . . . . / . . . .\ . \ . / . . . . . . . . . | . .\ 、__ ノ / . . . . . . { . . . . . . . \ . . ヽ / . . . . /  ̄ Y . . . .> 、 , イ .. . . . . .├─ ー 、 . .\ . , . . . . /、 } . . . . . .∨ー-≧ー ≦- { . . . . . . . .| l . . . .l . . | . . ./ \ / . . . . . . . 〉 ∧ ∧ | .. . . . . . . . | | . . . .| . . | 543 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/01/27(日) 23 09 23.07 ID Mfbr7B940 『魔法学園厨房』 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / 「あ! セ、セトさま! l ! | 伐_j f以ヽ彡イ その、さっきはごめんなさい! ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | 私ったらもう何がなんだかわからなくなっちゃって……」 Vl | { l l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 547 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/01/27(日) 23 10 34.15 ID Mfbr7B940 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i 「かまわん。あれしきのことで動じる俺ではないわ . / , │ l l ! | │ ふぅん。メイド貴様の故郷とやらに行くぞ」 / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 553 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/01/27(日) 23 11 31.61 ID Mfbr7B940 『魔法学園厨房』 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / 「え? い、今からですか?」 l ! | 伐_j f以ヽ彡イ ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | Vl | { l l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 557 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/01/27(日) 23 14 14.66 ID Mfbr7B940 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i 「時間ができたのでな。ふぅん、休暇のことならば . / , │ l l ! | │ この俺がじじいに直接言ってやろう」 / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 558 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/01/27(日) 23 14 56.76 ID Mfbr7B940 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / 「じじい? まさかオスマン学園長に!?」 l ! | 伐_j f以ヽ彡イ ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | Vl | { l l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 561 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/01/27(日) 23 15 44.97 ID Mfbr7B940 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i 「あいつが承諾すれば何の問題もあるまい . / , │ l l ! | │ 今すぐに準備しろ。その間にじじいに話をつける」 / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 14 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/02(土) 20 02 32.79 ID o4E+Z4Aq0 第十話 ~受け継がれし力 後編~ 『タルブの村』 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i . / , │ l l ! | │ 「ふぅん。ここが貴様の故郷か / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! なるほど、確かに文明のかけらも感じられん田舎だな」 . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 16 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/02(土) 20 05 57.05 ID o4E+Z4Aq0 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / l ! | 伐_j f以ヽ彡イ 「あはは、でも綺麗でしょう? ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | 田舎だけどのどかでとてもいいところなんですよ Vl | { l あ、セトさまこちらです。私の家に案内いたします」 l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 20 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/02(土) 20 12 04.37 ID o4E+Z4Aq0 『シエスタ宅』 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i . / , │ l l ! | │ 「狭い家だ。下手をすれば凡骨の部屋よりも小さいではないか」 / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 26 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/02(土) 20 17 56.12 ID o4E+Z4Aq0 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / l ! | 伐_j f以ヽ彡イ 「もう、貴族の方と一緒にしないでください ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | 私からすればあちらの部屋がおかしいんです Vl | { l でも、この家が狭いということはセトさまのご実家は大きいんですか?」 l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 29 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/02(土) 20 22 45.35 ID o4E+Z4Aq0 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i . / , │ l l ! | │ 「ふぅん。この家など比べ物にならんな」 / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 31 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/02(土) 20 27 44.10 ID o4E+Z4Aq0 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / l ! | 伐_j f以ヽ彡イ 「羨ましいです。セトさまが平民に見えないのは ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | その当たりも関係してるのかしら」 Vl | { l l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 34 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/02(土) 20 31 02.85 ID o4E+Z4Aq0 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i . / , │ l l ! | │ 「前にも言ったろう / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! 平民や貴族などというくだらんものにこだわるなと . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! 問題なのは貴様自身の心のあり方だ」 / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 36 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/02(土) 20 34 28.44 ID o4E+Z4Aq0 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / l ! | 伐_j f以ヽ彡イ 「あは、なんだか懐かしいです ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | 私がセトさまに助けてもらったときのこと、思い出しました Vl | { l あのときからセトさまは貴族や平民なんて関係なく私を助けてくださいましたね」 l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 37 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/02(土) 20 35 57.26 ID o4E+Z4Aq0 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i . / , │ l l ! | │ 「ふぅん。馬の骨が気に入らなかっただけだ」 / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 39 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/02(土) 20 39 08.09 ID o4E+Z4Aq0 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / l ! | 伐_j f以ヽ彡イ 「それでも私を助けてくださったことには変わりありません ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | そうだ、セトさま。セトさまはカードにお詳しいのですか?」 Vl | { l l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 前へ 次へ
https://w.atwiki.jp/wiicheat/pages/142.html
メジャーWii 投げろ!ジャイロボール!!
https://w.atwiki.jp/shachozero/pages/131.html
20 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/10(日) 20 39 50.72 ID ZX4TRiPD0 , ´,、 _ `ヽ、 / / , ´ \ / / / / `ヽ , l / / / l 、 、 ヽヽ , ,゙ .| , , i | | | l | l , ,. i ! | , ,l |l | | | | | | | i l | | | | l| | | | | | | | | |! | | | | | 「それはつまり、このシルフィの脳が足りてない | | _.| └|ト、.,|_|_|_ハ_,ム |_/|/_|| | | | |l |! と、言いたいわけなのね?」 || { ! l | ,、 -_ 、 ,二,ー‐L_|__||ソ | ハ.| l | 〃 ぅ;;; } c;ォ } / | | , | |. |. ` ゞー └゙ ´ハ | , ,| | | 、、、、 、、、 ハ|. | , , / | l |\ ノ/ | | , , / | | | \ 一 ,. イ´ / | | , /イ | | | _ ` ー-‐´ヽr 、/ l| | /,rヽ´ | |レ ´ _ヽニ、|! / __ \ | | /-、 ヽヽ; | r´ - |)|/⌒l´ ` ヽ, .|, / \ ヽヽ、| | ´ ̄ }/ゝ__j/´` ー | | ヽ / ヽ \ \| | ` ̄ ̄}´ / r─‐ |.| | 21 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/10(日) 20 40 19.48 ID ZX4TRiPD0 - ―― - 、 / \ , ヽ / j __/_ ハ / 、ヽ ハ /// `// } レ ィくム从 /イtァテ</ ! i ハゝ 仡i Y-{ ゞ ┘/ / ,′ 「そうは言ってないけど、近い」 l !ヘ\__,ノ ` ー‐7 / / リl 八 . /イ /// ヽヘ > 、 ,.ィ//ル′ ` \N、l`71-‐〃´ ̄ヽ 〃 ̄ V }{ヽ/ _ ___ /\_,.ィ=ヽ/_.. -‐ヘ l\ミミヽ、 ,ィ≦三彡 ´ ̄「ヽ ヽ | `ヾミヽイ彡 | \ j_ l≡l !_ \ { ヽ | ! _ とニヽ ヽ ヾー;ヘ l l ヾー- !\` 、 } 22 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/10(日) 20 41 52.91 ID ZX4TRiPD0 , ´,、 _ `ヽ、 / / , ´ \ / / / / `ヽ , l / / / l 、 、 ヽヽ , ,゙ .| , , i | | | l | l , ,. i ! | , ,l |l | | | | | | | i l | | | | l| | | | | | | | | |! | | | | | 「こ、こ、この古代種のシルフィをつかまえて | | _.| └|ト、.,|_|_|_ハ_,ム |_/|/_|| | | | |l |! 足りてないとは上等なのね! || { ! l | ,、 -_ 、 ,二,ー‐L_|__||ソ なによなによ。馬鹿にして! つまんない! つまんない! | ハ.| l | 〃 ぅ;;; } c;ォ } / | ちょっと散歩でもしてくるのね!」 | , | |. |. ` ゞー └゙ ´ハ | , ,| | | 、、、、 、、、 ハ|. | , , / | l |\ ノ/ | | , , / | | | \ 一 ,. イ´ / | | , /イ | | | _ ` ー-‐´ヽr 、/ l| | /,rヽ´ | |レ ´ _ヽニ、|! / __ \ | | /-、 ヽヽ; | r´ - |)|/⌒l´ ` ヽ, .|, / \ ヽヽ、| | ´ ̄ }/ゝ__j/´` ー | | ヽ / ヽ \ \| | ` ̄ ̄}´ / r─‐ |.| | 25 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/10(日) 20 51 08.88 ID ZX4TRiPD0 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i . / , │ l l ! | │ / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! 「ふぅん。俺は少し飲んでくる . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! このような場所だが、ワインだけはましなようなのでな」 / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 27 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/10(日) 20 56 22.35 ID ZX4TRiPD0 ~しばらくして~ - ―― - 、 / \ , ヽ / j __/_ ハ / 、ヽ ハ /// `// } レ ィくム从 /イtァテ</ ! i ハゝ 仡i Y-{ ゞ ┘/ / ,′ 「……わからない l !ヘ\__,ノ ` ー‐7 / / イカサマをしているのは確かなはず」 リl 八 . /イ /// ヽヘ > 、 ,.ィ//ル′ ` \N、l`71-‐〃´ ̄ヽ 〃 ̄ V }{ヽ/ _ ___ /\_,.ィ=ヽ/_.. -‐ヘ l\ミミヽ、 ,ィ≦三彡 ´ ̄「ヽ ヽ | `ヾミヽイ彡 | \ j_ l≡l !_ \ { ヽ | ! _ とニヽ ヽ ヾー;ヘ l l ヾー- !\` 、 } 28 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/10(日) 20 57 51.06 ID ZX4TRiPD0 . / | i l|l l |l 、 l l |l | l l| ト、ヽ、 l l |‐トl ト、 ト!_,メ;ム、 l !i |ハ t、! `、 !、゙、zt fァ`i ト l| /| il 「失礼します、お嬢さまお飲み物を持ってまいりました」 ゙、 l`` ` l `` `^ `゙ |! l l | | | |! `、ト、ト! l ノ | l lル!/| l| ` `! 、 { _ .リ ,!`i | lト! ゙、 、_ / l/l /l ヽ ヽ ー ̄ ,/ ノ |l ,l `.、 / ,/ l ヽ、_,,、‐ ` / l 31 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/10(日) 21 06 26.74 ID ZX4TRiPD0 - ―― - 、 / \ , ヽ / j __/_ ハ / 、ヽ ハ /// `// } レ ィくム从 /イtァテ</ ! i ハゝ 仡i Y-{ ゞ ┘/ / ,′ 「入って」 l !ヘ\__,ノ ` ー‐7 / / リl 八 . /イ /// ヽヘ > 、 ,.ィ//ル′ ` \N、l`71-‐〃´ ̄ヽ 〃 ̄ V }{ヽ/ _ ___ /\_,.ィ=ヽ/_.. -‐ヘ l\ミミヽ、 ,ィ≦三彡 ´ ̄「ヽ ヽ | `ヾミヽイ彡 | \ j_ l≡l !_ \ { ヽ | ! _ とニヽ ヽ ヾー;ヘ l l ヾー- !\` 、 } 32 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/10(日) 21 08 47.50 ID ZX4TRiPD0 . / | i l|l l |l 、 l l |l | l l| ト、ヽ、 l l |‐トl ト、 ト!_,メ;ム、 l !i |ハ t、! `、 !、゙、zt fァ`i ト l| /| il 「失礼とは思いますが……お嬢さまは、名家の生まれではありませんか? ゙、 l`` ` l `` `^ `゙ |! l l | | | |! おそらくはガリア有数の名家の出身に違いありますまい」 `、ト、ト! l ノ | l lル!/| l| ` `! 、 { _ .リ ,!`i | lト! ゙、 、_ / l/l /l ヽ ヽ ー ̄ ,/ ノ |l ,l `.、 / ,/ l ヽ、_,,、‐ ` / l 33 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/10(日) 21 09 22.02 ID ZX4TRiPD0 - ―― - 、 / \ , ヽ / j __/_ ハ / 、ヽ ハ /// `// } レ ィくム从 /イtァテ</ ! i ハゝ 仡i Y-{ ゞ ┘/ / ,′ 「トーマス」 l !ヘ\__,ノ ` ー‐7 / / リl 八 . /イ /// ヽヘ > 、 ,.ィ//ル′ ` \N、l`71-‐〃´ ̄ヽ 〃 ̄ V }{ヽ/ _ ___ /\_,.ィ=ヽ/_.. -‐ヘ l\ミミヽ、 ,ィ≦三彡 ´ ̄「ヽ ヽ | `ヾミヽイ彡 | \ j_ l≡l !_ \ { ヽ | ! _ とニヽ ヽ ヾー;ヘ l l ヾー- !\` 、 } 34 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/10(日) 21 11 39.21 ID ZX4TRiPD0 . / | i l|l l |l 、 l l |l | l l| ト、ヽ、 l l |‐トl ト、 ト!_,メ;ム、 l !i |ハ t、! `、 !、゙、zt fァ`i ト l| /| il 「お久しぶりでございます。シャルロットお嬢さま ゙、 l`` ` l `` `^ `゙ |! l l | | | |! このような場所で再開できたのも何かのご縁でございましょうか `、ト、ト! l ノ | l lル!/| l| シャルロットお嬢さまがあの扉から現れたときには ` `! 、 { _ .リ ,!`i | lト! 飛び上がるほどびっくりいたしました」 ゙、 、_ / l/l /l ヽ ヽ ー ̄ ,/ ノ |l ,l `.、 / ,/ l ヽ、_,,、‐ ` / l 35 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/10(日) 21 12 47.01 ID ZX4TRiPD0 - ―― - 、 / \ , ヽ / j __/_ ハ / 、ヽ ハ /// `// } レ ィくム从 /イtァテ</ ! i ハゝ 仡i Y-{ ゞ ┘/ / ,′ 「あなたは器用だった l !ヘ\__,ノ ` ー‐7 / / あなたの手品を一度も見抜けなかった」 リl 八 . /イ /// ヽヘ > 、 ,.ィ//ル′ ` \N、l`71-‐〃´ ̄ヽ 〃 ̄ V }{ヽ/ _ ___ /\_,.ィ=ヽ/_.. -‐ヘ l\ミミヽ、 ,ィ≦三彡 ´ ̄「ヽ ヽ | `ヾミヽイ彡 | \ j_ l≡l !_ \ { ヽ | ! _ とニヽ ヽ ヾー;ヘ l l ヾー- !\` 、 } 37 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/10(日) 21 15 29.70 ID ZX4TRiPD0 . / | i l|l l |l 、 l l |l | l l| ト、ヽ、 l l |‐トl ト、 ト!_,メ;ム、 l !i |ハ t、! `、 !、゙、zt fァ`i ト l| /| il 「そうでございますな……さて、そんな懐かしいお嬢さまにひとつご忠告です ゙、 l`` ` l `` `^ `゙ |! l l | | | |! さる事情がございまして、この後のゲームお嬢さまには決して勝てないようになっております `、ト、ト! l ノ | l lル!/| l| 先ほどのチップを手形に変えたものを持ってまいりました ` `! 、 { _ .リ ,!`i | lト! これをお持ちになって裏口より逃げてくださいませ」 ゙、 、_ / l/l /l ヽ ヽ ー ̄ ,/ ノ |l ,l `.、 / ,/ l ヽ、_,,、‐ ` / l 38 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/10(日) 21 19 50.54 ID ZX4TRiPD0 ~三時間後~ __ ./´ `ヽ、 __ // ´`ヽ, `´  ̄`ヽ、 i.l / ,ヾ、ヽ ||、 i ヾ,ヽヽヽ`i . `. ,l ヽ, \ヽヽ.i i.ヽ 「来ないな。まさか逃げたのではあるまいな」 _ゝ__人--‐‐--,,_ヽヾi.ヽ | | ヽ__.ノ `ー. ´ iヽ||i | .l i .|(___,入 |.| |||.| i.|i ヽ,___ ヽ |.i/i/|ヽヽ、 ____,-、_ iー` _,r ´iノ/ _,hi,ヽ,`ゝ ,__フl‐ /´i .i´ -,,,-; / //- ´ _|ヽヽ、 ,-i.`l |ノ / ,;;、;i` _,-- ´ _,- ´ `-ヽ ll .i_ノソ | | i ̄.i |-‐ ´ `ヽ、 l`´ .| / __,..- | | ̄ | | ...ヽ、 .,`,-‐` /, ´ i |) l | ,--― ´ヽ、 / `ー ´/ / i | | / ヽ ,/ i | .| i .| / | ,i /. i .i.) | .| | . |, / /. / i | | | 3 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 04 45.79 ID 6bUI2PYL0 . / | i l|l l |l 、 l l |l | l l| ト、ヽ、 l l |‐トl ト、 ト!_,メ;ム、 l !i |ハ t、! `、 !、゙、zt fァ`i ト l| /| il 「そういえば、先ほどチップを手形に交換するように ゙、 l`` ` l `` `^ `゙ |! l l | | | |! 申し付けられまして……」 `、ト、ト! l ノ | l lル!/| l| ` `! 、 { _ .リ ,!`i | lト! ゙、 、_ / l/l /l ヽ ヽ ー ̄ ,/ ノ |l ,l `.、 / ,/ l ヽ、_,,、‐ ` / l 5 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 05 52.39 ID 6bUI2PYL0 __ ./´ `ヽ、 __ // ´`ヽ, `´  ̄`ヽ、 i.l / ,ヾ、ヽ ||、 i ヾ,ヽヽヽ`i . `. ,l ヽ, \ヽヽ.i i.ヽ 「ばかもの。なぜそれを言わぬ _ゝ__人--‐‐--,,_ヽヾi.ヽ | | 気が変わって帰ってしまってのかも知れんぞ!」 ヽ__.ノ `ー. ´ iヽ||i | .l i .|(___,入 |.| |||.| i.|i ヽ,___ ヽ |.i/i/|ヽヽ、 ____,-、_ iー` _,r ´iノ/ _,hi,ヽ,`ゝ ,__フl‐ /´i .i´ -,,,-; / //- ´ _|ヽヽ、 ,-i.`l |ノ / ,;;、;i` _,-- ´ _,- ´ `-ヽ ll .i_ノソ | | i ̄.i |-‐ ´ `ヽ、 l`´ .| / __,..- | | ̄ | | ...ヽ、 .,`,-‐` /, ´ i |) l | ,--― ´ヽ、 / `ー ´/ / i | | / ヽ ,/ i | .| i .| / | ,i /. i .i.) | .| | . |, / /. / i | | | 6 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 07 38.04 ID 6bUI2PYL0 - ―― - 、 / \ , ヽ / j __/_ ハ / 、ヽ ハ /// `// } レ ィくム从 /イtァテ</ ! i ハゝ 仡i Y-{ ゞ ┘/ / ,′ 「……」 l !ヘ\__,ノ ` ー‐7 / / リl 八 . /イ /// ヽヘ > 、 ,.ィ//ル′ ` \N、l`71-‐〃´ ̄ヽ 〃 ̄ V }{ヽ/ _ ___ /\_,.ィ=ヽ/_.. -‐ヘ l\ミミヽ、 ,ィ≦三彡 ´ ̄「ヽ ヽ | `ヾミヽイ彡 | \ j_ l≡l !_ \ { ヽ | ! _ とニヽ ヽ ヾー;ヘ l l ヾー- !\` 、 } 9 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 08 06.53 ID 6bUI2PYL0 . / | i l|l l |l 、 l l |l | l l| ト、ヽ、 l l |‐トl ト、 ト!_,メ;ム、 l !i |ハ t、! `、 !、゙、zt fァ`i ト l| /| il 「お嬢さま……」 ゙、 l`` ` l `` `^ `゙ |! l l | | | |! `、ト、ト! l ノ | l lル!/| l| ` `! 、 { _ .リ ,!`i | lト! ゙、 、_ / l/l /l ヽ ヽ ー ̄ ,/ ノ |l ,l `.、 / ,/ l ヽ、_,,、‐ ` / l 13 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 12 21.10 ID 6bUI2PYL0 __ ./´ `ヽ、 __ // ´`ヽ, `´  ̄`ヽ、 i.l / ,ヾ、ヽ ||、 i ヾ,ヽヽヽ`i . `. ,l ヽ, \ヽヽ.i i.ヽ 「おやおや! これはこれはお待ちしましたぞ!」 _ゝ__人--‐‐--,,_ヽヾi.ヽ | | ヽ__.ノ `ー. ´ iヽ||i | .l i .|(___,入 |.| |||.| i.|i ヽ,___ ヽ |.i/i/|ヽヽ、 ____,-、_ iー` _,r ´iノ/ _,hi,ヽ,`ゝ ,__フl‐ /´i .i´ -,,,-; / //- ´ _|ヽヽ、 ,-i.`l |ノ / ,;;、;i` _,-- ´ _,- ´ `-ヽ ll .i_ノソ | | i ̄.i |-‐ ´ `ヽ、 l`´ .| / __,..- | | ̄ | | ...ヽ、 .,`,-‐` /, ´ i |) l | ,--― ´ヽ、 / `ー ´/ / i | | / ヽ ,/ i | .| i .| / | ,i /. i .i.) | .| | . |, / /. / i | | | 18 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 16 37.85 ID 6bUI2PYL0 __ ./´ `ヽ、 __ // ´`ヽ, `´  ̄`ヽ、 i.l / ,ヾ、ヽ ||、 i ヾ,ヽヽヽ`i . `. ,l ヽ, \ヽヽ.i i.ヽ 「では、私がお相手を勤めますが _ゝ__人--‐‐--,,_ヽヾi.ヽ | | 公平さを期すためにお嬢さまがカードをお切りください」 ヽ__.ノ `ー. ´ iヽ||i | .l i .|(___,入 |.| |||.| i.|i ヽ,___ ヽ |.i/i/|ヽヽ、 ____,-、_ iー` _,r ´iノ/ _,hi,ヽ,`ゝ ,__フl‐ /´i .i´ -,,,-; / //- ´ _|ヽヽ、 ,-i.`l |ノ / ,;;、;i` _,-- ´ _,- ´ `-ヽ ll .i_ノソ | | i ̄.i |-‐ ´ `ヽ、 l`´ .| / __,..- | | ̄ | | ...ヽ、 .,`,-‐` /, ´ i |) l | ,--― ´ヽ、 / `ー ´/ / i | | / ヽ ,/ i | .| i .| / | ,i /. i .i.) | .| | . |, / /. / i | | | 19 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 17 10.49 ID 6bUI2PYL0 - ―― - 、 / \ , ヽ / j __/_ ハ / 、ヽ ハ /// `// } レ ィくム从 /イtァテ</ ! i ハゝ 仡i Y-{ ゞ ┘/ / ,′ 「場所も選びたい」 l !ヘ\__,ノ ` ー‐7 / / リl 八 . /イ /// ヽヘ > 、 ,.ィ//ル′ ` \N、l`71-‐〃´ ̄ヽ 〃 ̄ V }{ヽ/ _ ___ /\_,.ィ=ヽ/_.. -‐ヘ l\ミミヽ、 ,ィ≦三彡 ´ ̄「ヽ ヽ | `ヾミヽイ彡 | \ j_ l≡l !_ \ { ヽ | ! _ とニヽ ヽ ヾー;ヘ l l ヾー- !\` 、 } 22 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 19 50.82 ID 6bUI2PYL0 『厨房』 __ ./´ `ヽ、 __ // ´`ヽ, `´  ̄`ヽ、 i.l / ,ヾ、ヽ ||、 i ヾ,ヽヽヽ`i . `. ,l ヽ, \ヽヽ.i i.ヽ 「これはこれは! 大変な場所を選びましたな!」 _ゝ__人--‐‐--,,_ヽヾi.ヽ | | ヽ__.ノ `ー. ´ iヽ||i | .l i .|(___,入 |.| |||.| i.|i ヽ,___ ヽ |.i/i/|ヽヽ、 ____,-、_ iー` _,r ´iノ/ _,hi,ヽ,`ゝ ,__フl‐ /´i .i´ -,,,-; / //- ´ _|ヽヽ、 ,-i.`l |ノ / ,;;、;i` _,-- ´ _,- ´ `-ヽ ll .i_ノソ | | i ̄.i |-‐ ´ `ヽ、 l`´ .| / __,..- | | ̄ | | ...ヽ、 .,`,-‐` /, ´ i |) l | ,--― ´ヽ、 / `ー ´/ / i | | / ヽ ,/ i | .| i .| / | ,i /. i .i.) | .| | . |, / /. / i | | | 23 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 20 51.09 ID 6bUI2PYL0 ~しばらくして~ - ―― - 、 / \ , ヽ / j __/_ ハ / 、ヽ ハ /// `// } レ ィくム从 /イtァテ</ ! i ハゝ 仡i Y-{ ゞ ┘/ / ,′ 「……!」 l !ヘ\__,ノ ` ー‐7 / / リl 八 . /イ /// ヽヘ > 、 ,.ィ//ル′ ` \N、l`71-‐〃´ ̄ヽ 〃 ̄ V }{ヽ/ _ ___ /\_,.ィ=ヽ/_.. -‐ヘ l\ミミヽ、 ,ィ≦三彡 ´ ̄「ヽ ヽ | `ヾミヽイ彡 | \ j_ l≡l !_ \ { ヽ | ! _ とニヽ ヽ ヾー;ヘ l l ヾー- !\` 、 } 前へ トップページ 次へ
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/83.html
フーケを倒し、学院に帰ることとなったドッピオとルイズですが 「・・・・っ」 「・・・・・・」 ドッピオの足はとても酷いことになっていました 何か支えが無いと歩けないほど酷く、ルイズに少し寄り掛からないと歩けないのです 「・・・・・・」 ルイズは自己嫌悪を起こしていました 結局は今回自分は邪魔なだけで自分がいなければこの使い魔はすぐに勝てたと言うのに 「・・・・あの」 自分の責任で負傷した使い魔に謝ろうと、ルイズはたまらず声をかけてしまいました 「今回は・・・その・・」 謝ろうとしても謝罪の言葉が見つからずモゴモゴしていると 「謝らなくていいですよ」 「え?」 まるで自分のことを見透かされたかのように声をさえぎられたのでした 「今回はあの場でルイズさんを取り残したのが悪かったんです ・・・本当にすいません」 事実ドッピオはロングビルがいるから大丈夫ということを考えてルイズを残しました 結果そのあとの戦いに支障がでました。ドッピオは自分が甘いと考えていました 「・・・なんで?」 その後、主からでた言葉は疑問でした 「なんでそんなに自分ばっかり責めるの?ディアボロだって私を邪魔って言ったのよ? なんでアンタは・・・私を責めないの?」 なんで、そんなの考えるまでも無い。自分の不注意で招いた結果だったのにルイズを責める道理は無い そう思っていたドッピオは 「全部僕が悪いんです。力を持たない主を守れなくて何が使い魔ですか? ・・・もしルイズさんが自分のことを悪いと思っているなら」 一区切りおいてドッピオは 「成長してください。自分の未熟な過去に打ち勝って強くなってください 今回のことに対する謝罪はそれで十分です。まずは・・・」 ドッピオは笑って 「その泣きそうな顔をどうにかするところから始めましょうか」 そう言いました。ルイズはあわてて顔を隠します ・・・今は寄りかかる訳にもいかないのでドッピオは座っています 目をゴシゴシしてから向き直るともうその顔はいつもの顔です 「・・・今回は助かりました。次回もまた期待していいですね?」 微笑みながらそう聞いてくる使い魔に 「もちろんじゃない!」 なんの臆面もなく答えられたルイズの顔には憂いは浮かんでいませんでした 「・・・頼りにしてくれてありがとう」 聞こえたか聞こえなかったかわからないほどの小声でしたがドッピオはしっかり聞こえていました ですがあえてそれには何も言いません。しばらく無言で歩いた後 「そろそろ学院が見えてきますね」 「さぁ、さっさと帰るわよ」 「もちろんです」 辺りはだんだんと暗くなり2つの月が見え始めていました 帰った後ドッピオはすぐに保健室へ運ばれました。傷だらけですがどれも致命傷ではありません 二日ほどで完治したドッピオはいつも通りに家事をこなしていました その後、破壊の杖を取り戻したコンビとして周囲から注目の的となったルイズは困惑しドッピオはあまり取り乱しませんでした そんな毎日を少し楽しみながらドッピオは家事にいそしんでいました。 12へ
https://w.atwiki.jp/shachozero/pages/72.html
社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 22 16 21.68 ID Mfbr7B940 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / 「それでですね……セト様、私の村に来ませんか? l ! | 伐_j f以ヽ彡イ あのね、今度お姫様が結婚なさるでしょう? ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | それで特別に私たちにも休暇が出ることになったんです Vl | { l でもって、久しぶりに帰省するんですけど…… l ! l 、 ー .イ , __ セト様にも見せたいんです。あの綺麗な草原……」 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 22 18 30.39 ID Mfbr7B940 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i 「俺はかまわん。ここにも飽きていたところだ」 . / , │ l l ! | │ / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 22 20 46.49 ID Mfbr7B940 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / 「そ、そうですか! よかったぁ…… l ! | 伐_j f以ヽ彡イ でも、いきなり男の人なんか連れて行ったら ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | 家族のみんなが驚いてしまうわ。どうしよう…… Vl | { l そうだ! だ、旦那様よって、言えばいいんだわ」 l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 22 21 30.42 ID Mfbr7B940 ,. ヽ. ヽ l l l l / ヽ. ヽ l l l l / / ヽ. ` 、 ヽ ヽ. レ、l l. l / / 丶、 ` 、 ヽ ヽ / ヘ \ l l / / ` 、_ \. ヽ. ∨ , `丶 \ ! l / ヽ - ニ_ー三>ィヘ、 ヽ ∨、ハ }. 〉j l l ト 、 \ ` 、 丶、  ̄ / j ` 、 ヽ}_」 j /∧. l l 「なに?」 `丶、\ `丶、_`ァハ / ` 、 l!__, / Ⅵ l `丶\ゝ、_,イ{j } / ヽl.// ∧ Ⅴ ! `丶、 ヽ ´ Ⅵ ,ヘ ヽ l l ソ‐-、_` 、  ̄´ \ヽ. l. l / `丶 」____\ヽV / |  ̄ ̄ く、 | `丶, _ | `´、_ /| \ ,イ .| ,rf⌒ ┌‐\ ∠.」 ! { | \__/ | _l. 弋_ | 〈 ̄.l l l l l l l j _____j___/______ ____/___\ _ _ \  ̄\. | |. //´ ヽ /´〉 | レ 〈 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 22 23 23.45 ID Mfbr7B940 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / 「け、結婚するからって言えば、みんな喜ぶわ l ! | 伐_j f以ヽ彡イ 父さまも母さまも、妹や弟たちも ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | みんな、きっと、喜ぶわ」 Vl | { l l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 22 24 22.59 ID Mfbr7B940 ,. ヽ. ヽ l l l l / ヽ. ヽ l l l l / / ヽ. ` 、 ヽ ヽ. レ、l l. l / / 丶、 ` 、 ヽ ヽ / ヘ \ l l / / ` 、_ \. ヽ. ∨ , `丶 \ ! l / ヽ - ニ_ー三>ィヘ、 ヽ ∨、ハ }. 〉j l l ト 、 \ ` 、 丶、  ̄ / j ` 、 ヽ}_」 j /∧. l l 「待て、貴様何を言っている」 `丶、\ `丶、_`ァハ / ` 、 l!__, / Ⅵ l `丶\ゝ、_,イ{j } / ヽl.// ∧ Ⅴ ! `丶、 ヽ ´ Ⅵ ,ヘ ヽ l l ソ‐-、_` 、  ̄´ \ヽ. l. l / `丶 」____\ヽV / |  ̄ ̄ く、 | `丶, _ | `´、_ /| \ ,イ .| ,rf⌒ ┌‐\ ∠.」 ! { | \__/ | _l. 弋_ | 〈 ̄.l l l l l l l j _____j___/______ ____/___\ _ _ \  ̄\. | |. //´ ヽ /´〉 | レ 〈 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 22 27 01.23 ID Mfbr7B940 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / 「あ、安心してください l ! | 伐_j f以ヽ彡イ 責任取れなんていいませんから」 ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | Vl | { l l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 22 29 01.64 ID Mfbr7B940 ! l l l ll l l l ヽ ヘヽ ヽ ヽ ヽ ヽ \ \ i l i ! ll l l .l ヽ ヘヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ. \ , ! l i l .ll l l i ヽ ヘ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ヽ ??? , , l l l .ll l l l 丶 ヽ ヘ ヽ ヽ ヽ ヽ.ヽ、,_ ヽ、 , , l l , ll. .l .l l ヽ ヽ ヘ ヽ ヽ ヽ 、 .` ヽ、>、 , , ト-亅 \ヽ .ヽ l ヽ ヽ ヽ ヘ 、ヽ ヽ、、_ ヾ_>、、\ , , ヽ ´` ‐-、i \ , ,ヽ l ヽ ヽ ヽ .| ´` ‐-、,__`<ヽ_,.、ニi― 「なぜ服を脱ぐ! \ ヽ , ,ヽ ´`i‐-、,ヽ.\. ヽ ヽ、ヽ l _、‐>-‐,7 l 貴様、雇用契約を破棄するぞ!」 \ ヽ, ハ `、 .` ー ` ‐、\ \ ヽ! |_,,孑弋~´` イ \ ゝ i ヽ ´ ‐--‐ ´ `ヽ,\ \ ヽ ! / ´ -‐ ´ \ヘ\ i ヽ_______、丶 ??\ ヽ, レ_______/ \ ヽ、 , ヽ!`ヽ、 . ,,?l ,、- ´ヽ .「ヽヽ i| \ ? , ! _,.、-‐ _,.、- ´ \ , ´ il| \? , | 丶 ,ill| ` ? ?| 丶 l| | \ 、,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,--、 ?| \ , -、,,,,,,,,,,,,,,,,,,、、、-ー| ?| \ ,、-‐ァ_,.____ | | \ V´´ ?`ヽv? /| \ , / / | \ 人‐-=二=-‐ァ7 / , 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 22 31 41.28 ID Mfbr7B940 _, ―――― 、 , ‐ \ , . . .\ l l ヘ . ヽ | l ハ | i |ヘヽ ヽ ヘ ヘ ! |L-イ十ト-ヽ | .斗--マ | | ヽ |ヘ /_{ヽ ヽゝ_」\ ヘ| | | ヽ\ ヽヤイr=ミ ヽイ二ヾ、 }/ | ゝヘⅥ ハュリ 辷リ / / / / | `ー , `ー / / / | | / . . / 「セト様……」 ∧ | ヽ o / / / | | > .,イ / . / { ∧ | / ̄ | ` - ´/〃/ / ! { ヘリ__, -‐| {/ / / / ̄`ーrr―ヘ{ /‐ - ‐/ // / /二二ス__入/ } イ ̄`ーr――-、 / / ーニニ7 Ⅳヘ \ { ヽ / Ⅳ `―、ノ ヘ ヘ | / / { スヘノ } \/ | | /. │ ,,イ / | | | {/{ ムイ/ / , ヽ / | ヘ | ヘ ∨{ /ーr―- ヽ / / ヘ | \ ヽl/ | ,  ̄ ̄`ヽ ` 、 _ / / ヘ . /|ヽ o7 | ヽ/ / `ー=rz/ / / / { | \0/ l 入/ / 7\ / |―――、/ { ∨ / | / / `イ く ̄`マ―‐/ \/ / /´ \;;{/ /;;; , 「イ |.\/ /ヘく―‐ } / /´ | | || │ / / \ヾ‐ | 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 22 35 00.57 ID Mfbr7B940 __ _, ´ `丶、 / \ / , / / / ヽ `ヽヽ l l j __ // ,イ 、ハヽ }! ハ l l 「 j_从7ヽハ !七大 ` } リ }/ ガチャ | l Vf゙仡圷/ jl ノィアト、ヘ// / j l l V_ ソ ´ V リ /jイノ 「ただいま、セ……ト…… , ハ ヘ. ` , l ! …………」 / / l ヽ ー ‐ .厶 |ハ // ∧ 弋ト 、 __ , r<7 l ヽ / / / ∧ Vー、 Kヽ{ ヽ ヽ / /./ /¨} ,__∧_j_l ハ \ }/ ,′ l { / / / ヾ ☆Y ハ X { V r / / \__j 入xぅ/ \ ヽ l { / / V //∠ , } ! j/ / ! ∧V _二} ヽ / / / { 〈 l / | j/ -ーソ ノ / / / |ヽ \ l /∠/j rテ 〃 ( ヽ , . / / 、__jノ ∧{ / ,/ { _/ ハ `ー彡 / 〃 、__ > / ;> ´ /! ∨ヘ ヾ \ < _ ヽ {{ =ァ 彡< / { く{ ヽ ヽ ユ=― ´ 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 22 36 22.61 ID Mfbr7B940 _, ―――― 、 , ‐ \ , . . .\ l l ヘ . ヽ | l ハ | i |ヘヽ ヽ ヘ ヘ ! |L-イ十ト-ヽ | .斗--マ | | ヽ |ヘ /_{ヽ ヽゝ_」\ ヘ| | | ヽ\ ヽヤイr=ミ ヽイ二ヾ、 }/ | ゝヘⅥ ハュリ 辷リ / / / / | `ー , `ー / / / | | / . . / 「…………」 ∧ | ヽ o / / / | | > .,イ / . / { ∧ | / ̄ | ` - ´/〃/ / ! { ヘリ__, -‐| {/ / / / ̄`ーrr―ヘ{ /‐ - ‐/ // / /二二ス__入/ } イ ̄`ーr――-、 / / ーニニ7 Ⅳヘ \ { ヽ / Ⅳ `―、ノ ヘ ヘ | / / { スヘノ } \/ | | /. │ ,,イ / | | | {/{ ムイ/ / , ヽ / | ヘ | ヘ ∨{ /ーr―- ヽ / / ヘ | \ ヽl/ | ,  ̄ ̄`ヽ ` 、 _ / / ヘ . /|ヽ o7 | ヽ/ / `ー=rz/ / / / { | \0/ l 入/ / 7\ / |―――、/ { ∨ / | / / `イ く ̄`マ―‐/ \/ / /´ \;;{/ /;;; , 「イ |.\/ /ヘく―‐ } / /´ | | || │ / / \ヾ‐ | . / / / ,|. /| || ヘ/ o O.| ヘ く 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 22 36 43.89 ID Mfbr7B940 ,. ヽ. ヽ l l l l / ヽ. ヽ l l l l / / ヽ. ` 、 ヽ ヽ. レ、l l. l / / 丶、 ` 、 ヽ ヽ / ヘ \ l l / / ` 、_ \. ヽ. ∨ , `丶 \ ! l / ヽ - ニ_ー三>ィヘ、 ヽ ∨、ハ }. 〉j l l ト 、 \ ` 、 丶、  ̄ / j ` 、 ヽ}_」 j /∧. l l 「……ふぅん」 `丶、\ `丶、_`ァハ / ` 、 l!__, / Ⅵ l `丶\ゝ、_,イ{j } / ヽl.// ∧ Ⅴ ! `丶、 ヽ ´ Ⅵ ,ヘ ヽ l l ソ‐-、_` 、  ̄´ \ヽ. l. l / `丶 」____\ヽV / |  ̄ ̄ く、 | `丶, _ | `´、_ /| \ ,イ .| ,rf⌒ ┌‐\ ∠.」 ! { | \__/ | _l. 弋_ | 〈 ̄.l l l l l l l j _____j___/______ ____/___\ _ _ \  ̄\. | |. //´ ヽ /´〉 | レ 〈 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 22 38 47.94 ID Mfbr7B940 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / 「し、失礼しました」 l ! | 伐_j f以ヽ彡イ ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | Vl | { l l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 22 39 31.34 ID Mfbr7B940 __ _, ´ `丶、 / \ / , / / / ヽ `ヽヽ l l j __ // ,イ 、ハヽ }! ハ l l 「 j_从7ヽハ !七大 ` } リ }/ | l Vf゙仡圷/ jl ノィアト、ヘ// / j l l V_ ソ ´ V リ /jイノ 「……行っちゃったわね」 , ハ ヘ. ` , l ! / / l ヽ ー ‐ .厶 |ハ // ∧ 弋ト 、 __ , r<7 l ヽ / / / ∧ Vー、 Kヽ{ ヽ ヽ / /./ /¨} ,__∧_j_l ハ \ }/ ,′ l { / / / ヾ ☆Y ハ X { V r / / \__j 入xぅ/ \ ヽ l { / / V //∠ , } ! j/ / ! ∧V _二} ヽ / / / { 〈 l / | j/ -ーソ ノ / / / |ヽ \ l /∠/j rテ 〃 ( ヽ , . / / 、__jノ ∧{ / ,/ { _/ ハ `ー彡 / 〃 、__ > / ;> ´ /! ∨ヘ ヾ \ < _ ヽ {{ =ァ 彡< / { く{ ヽ ヽ ユ=― ´ 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 22 39 58.74 ID Mfbr7B940 ,. ヽ. ヽ l l l l / ヽ. ヽ l l l l / / ヽ. ` 、 ヽ ヽ. レ、l l. l / / 丶、 ` 、 ヽ ヽ / ヘ \ l l / / ` 、_ \. ヽ. ∨ , `丶 \ ! l / ヽ - ニ_ー三>ィヘ、 ヽ ∨、ハ }. 〉j l l ト 、 \ ` 、 丶、  ̄ / j ` 、 ヽ}_」 j /∧. l l 「出て行ったな」 `丶、\ `丶、_`ァハ / ` 、 l!__, / Ⅵ l `丶\ゝ、_,イ{j } / ヽl.// ∧ Ⅴ ! `丶、 ヽ ´ Ⅵ ,ヘ ヽ l l ソ‐-、_` 、  ̄´ \ヽ. l. l / `丶 」____\ヽV / |  ̄ ̄ く、 | `丶, _ | `´、_ /| \ ,イ .| ,rf⌒ ┌‐\ ∠.」 ! { | \__/ | _l. 弋_ | 〈 ̄.l l l l l l l j _____j___/______ ____/___\ _ _ \  ̄\. | |. //´ ヽ /´〉 | レ 〈 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 22 40 43.22 ID Mfbr7B940 __ _, ´ `丶、 / \ / , / / / ヽ `ヽヽ l l j __ // ,イ 、ハヽ }! ハ l l 「 j_从7ヽハ !七大 ` } リ }/ | l Vf゙仡圷/ jl ノィアト、ヘ// / j l l V_ ソ ´ V リ /jイノ 「メイドね」 , ハ ヘ. ` , l ! / / l ヽ ー ‐ .厶 |ハ // ∧ 弋ト 、 __ , r<7 l ヽ / / / ∧ Vー、 Kヽ{ ヽ ヽ / /./ /¨} ,__∧_j_l ハ \ }/ ,′ l { / / / ヾ ☆Y ハ X { V r / / \__j 入xぅ/ \ ヽ l { / / V //∠ , } ! j/ / ! ∧V _二} ヽ / / / { 〈 l / | j/ -ーソ ノ / / / |ヽ \ l /∠/j rテ 〃 ( ヽ , . / / 、__jノ ∧{ / ,/ { _/ ハ `ー彡 / 〃 、__ > / ;> ´ /! ∨ヘ ヾ \ < _ ヽ {{ =ァ 彡< / { く{ ヽ ヽ ユ=― ´ 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 22 41 07.35 ID Mfbr7B940 ,. ヽ. ヽ l l l l / ヽ. ヽ l l l l / / ヽ. ` 、 ヽ ヽ. レ、l l. l / / 丶、 ` 、 ヽ ヽ / ヘ \ l l / / ` 、_ \. ヽ. ∨ , `丶 \ ! l / ヽ - ニ_ー三>ィヘ、 ヽ ∨、ハ }. 〉j l l ト 、 \ ` 、 丶、  ̄ / j ` 、 ヽ}_」 j /∧. l l 「メイドだな」 `丶、\ `丶、_`ァハ / ` 、 l!__, / Ⅵ l `丶\ゝ、_,イ{j } / ヽl.// ∧ Ⅴ ! `丶、 ヽ ´ Ⅵ ,ヘ ヽ l l ソ‐-、_` 、  ̄´ \ヽ. l. l / `丶 」____\ヽV / |  ̄ ̄ く、 | `丶, _ | `´、_ /| \ ,イ .| ,rf⌒ ┌‐\ ∠.」 ! { | \__/ | _l. 弋_ | 〈 ̄.l l l l l l l j _____j___/______ ____/___\ _ _ \  ̄\. | |. //´ ヽ /´〉 | レ 〈 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 22 42 03.69 ID Mfbr7B940 __ _, ´ `丶、 / \ / , / / / ヽ `ヽヽ l l j __ // ,イ 、ハヽ }! ハ l l 「 j_从7ヽハ !七大 ` } リ }/ | l Vf゙仡圷/ jl ノィアト、ヘ// / j l l V_ ソ ´ V リ /jイノ 「…………」 , ハ ヘ. ` , l ! / / l ヽ ー ‐ .厶 |ハ // ∧ 弋ト 、 __ , r<7 l ヽ / / / ∧ Vー、 Kヽ{ ヽ ヽ / /./ /¨} ,__∧_j_l ハ \ }/ ,′ l { / / / ヾ ☆Y ハ X { V r / / \__j 入xぅ/ \ ヽ l { / / V //∠ , } ! j/ / ! ∧V _二} ヽ / / / { 〈 l / | j/ -ーソ ノ / / / |ヽ \ l /∠/j rテ 〃 ( ヽ , . / / 、__jノ ∧{ / ,/ { _/ ハ `ー彡 / 〃 、__ > / ;> ´ /! ∨ヘ ヾ \ < _ ヽ {{ =ァ 彡< / { く{ ヽ ヽ ユ=― ´ 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 22 43 59.54 ID Mfbr7B940 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i 「ふぅん。凡骨、初めて貴様が役に立ったな . / , │ l l ! | │ あのままではメイドが何をしでかすかわかったものではない / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! 褒めてやろう、ありがたく思え」 . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 22 47 06.17 ID Mfbr7B940 / /. / . ./ . ./.. / `、 \ ,′ . i . .j{. . . .ハ. .{.. jノ ヽ \ \ ヽ . i |. . |. -八. .‐{七j´ {. . .. `ト、!. . . j } | . | |. . | /ァz≧=.kハ. ヽ . . j. .j\ハ. . . . / . j . | |. . l 彳 {iヘ j|ヾ ∨}. . . .,仟≦k |j . . . //∨ j ! |. . │` r チリ j. ./ {iヘイハ}从/イ ,′l ハ. . . | V_少 r リ /. . .「 | 「ほんと? ありがとー!」 . / /. ハ. . . l 、 ヾ , . . │ ! . /. . ./ . . . .ヽ ! i. . |八 . /. . . . /. . __,r-ヘ . .. , 「 マ イ. . | . ヽ /. . . . . // i. . . . ヽ丶、 ゝ / イ. . !. . {. . . `ー- _ . . . . . . .. . / |. . . . . \ > ‐-/⌒\│. . . . . . ヽ__ . . . . `ヽ . . . . . . . . / j. . . . . .. \ ̄/ /⌒ \ . . . . . \`ヽ . . . . . i . . . . . ./\ /. . . . . . . ∨ ′ /⌒_ヽ_ . . . \} . . . . . j . . . .く  ̄\ / . . . . . . . . l| / __ノ. . . . . .. ヽ . . . / . . . . / \ / . . . . . . . . l| / ヽ . . . . . . . } . . / . . ノ 7 . . . . . . . ハ {⌒( } . . . . . . ∧. ( _ . / / . . . . . / 厶 Y / . . . . . . . . / ∧ . . . . . .`ヽ / ( . . . . . / ヘ. | / . . . . . . . . / \ . . . . . . ) 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 22 48 59.36 ID Mfbr7B940 lア′ \ _/\ . / / / . . j . . \ ヽ ∨ _/ 〉 / / . ./ . . .; イ. . / \ . . .. 丶 l ∨ _/ __,/ ⌒ヽ /\. ./ . . . ./ |. . . ! . . ヽ .\ . . l ∨{/| \ / `、 . .! . . . /ト、. . . / {. . j{ . . . . |ヾ . }ヽ イ´ . . | !´ ト、 7 ∨. | . / .|. .\/ l . 八. . .. ... . .jハ. l/l . lヽ .. . l |__/ \ i .... l. .l . , j. .__/\ j / \ . . / /! _j / jl . | | . . . . . . . 「なんていうわけないでしょこのバカァーーー!!!」 ー―‐ | . .. | . | .{,>〃テFミ\/ } . //チF千ヾ<| .; . |¨ ̄`ヽ . . . . . ∧ | . Ⅳヘi{ !{ヘ `トヽ_/ 、ノ ´{iヘ } ! }ハ l/. . | ー‐=≦仏 l . .ハ. ヾ V ヽイj V ヽイ/ / . . | . _// ∧ |\_ ヽ _ ゞ‐= ゞ=- _ /. . . | / /_/_イヽ /{ . .} /. . . . | 厂 |{ .ヽ .八 __ -―=  ̄ ヽ /.. . . . | / __ | \ ..∨. . .l丶、 ∨ ̄ 〉ィ/.. . . . . ヽレ ´ ̄ ̄ / _`ヽ{/ ` . .\ | iく_> 、 _____, <r /. . . . . . { . . . . . . . ヽ /´ `\} / .. \ ヽ\__ ,>ー< ノ, .. . . . . . . ヽ . . . . . . . . . ,イ |/ .. ヽ、__〕/_____ `< i.. . . . . . . . \ . . . . . . │ ! ........................ ) } |.. . . . . . . . \. . . . │ .. { ,、 _/ / l . . . . . . . . .. \ . 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 22 50 32.33 ID Mfbr7B940 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i 「喚くな、うっとおしい」 . / , │ l l ! | │ / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 22 53 38.56 ID Mfbr7B940 | l│└ ┐ ./ / \ \ ┌‐┘ ノ./ー─┘/ / i ヽ ヽ └―〃/ | ̄ ̄| ,′ , . ヽハ / ̄ ̄|│ 「丁 l ヽ ヽ l. l│ ヽ/丁| │|ヽ_ { j{ / N } │ │| |└┘ト l、∧ |ヽ { } } ヽ, 斗-┼ │l |│ | lヾ >k{_ \ ノ_ル<ハj / !│ 「あああ、あんたベッドのうう上に 八! ∨ ‐〒示心ーヘ ヽ戈云テテ‐レ j八 め、メイドを連れ込んで何をしてたのかしら!? / ∧ , ゞー ´ j/ ゞー / / \ 使い魔のくせにご主人様のベッドで何をしようとしてたのかしらぁ!? / ハ ∨/// /// / ∧ \ / /rヘ ヘ ___ _/_/¨ヾ ヘヽ ヽ / , -‐< } 个 ,、 rー ´__う /〃⌒ヽ \ ヽ \ . / ,イ } j ∨ > ー-- ‐ァ<.じ⌒ヽ、 Y ス \ l / / l { / ,. 厂V弋′ /^\ / ∧ \ } / / ヘ ∨ }ヽ /ー兮-ヽ /{ l、 // l \ . / /l ヽ/ / ∨_/ 厶ヽ_V フ / |\ \ . ,′ / | / / ∨/_ヽ∨ / /、__ l \ \ . l / ノ / \{ \∀/ { ム ) く \ ヽ ! / ヾ / \  ̄{ /ゝ-── { / ノ ヽ } ∨ / / `ヽ /厂ヽ 〉 l/ \ } / 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 22 55 32.28 ID Mfbr7B940 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i 「メイドが服を脱ぎだした . / , │ l l ! | │ それだけだ」 / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 22 57 42.68 ID Mfbr7B940 lア′ \ _/\ . / / / . . j . . \ ヽ ∨ _/ 〉 / / . ./ . . .; イ. . / \ . . .. 丶 l ∨ _/ __,/ ⌒ヽ /\. ./ . . . ./ |. . . ! . . ヽ .\ . . l ∨{/| \ / `、 . .! . . . /ト、. . . / {. . j{ . . . . |ヾ . }ヽ イ´ . . | !´ ト、 7 ∨. | . / .|. .\/ l . 八. . .. ... . .jハ. l/l . lヽ .. . l |__/ \ i .... l. .l . , j. .__/\ j / \ . . / /! _j / jl . | | . . . . . . . 「んなわけないでしょーー!!!! ー―‐ | . .. | . | .{,>〃テFミ\/ } . //チF千ヾ<| .; . |¨ ̄`ヽ ああもう、あんたなんてクビよクビ! . . . . . ∧ | . Ⅳヘi{ !{ヘ `トヽ_/ 、ノ ´{iヘ } ! }ハ l/. . | 出てって! あんたの顔なんて見たくもない!」 ー‐=≦仏 l . .ハ. ヾ V ヽイj V ヽイ/ / . . | . _// ∧ |\_ ヽ _ ゞ‐= ゞ=- _ /. . . | / /_/_イヽ /{ . .} /. . . . | 厂 |{ .ヽ .八 __ -―=  ̄ ヽ /.. . . . | / __ | \ ..∨. . .l丶、 ∨ ̄ 〉ィ/.. . . . . ヽレ ´ ̄ ̄ / _`ヽ{/ ` . .\ | iく_> 、 _____, <r /. . . . . . { . . . . . . . ヽ /´ `\} / .. \ ヽ\__ ,>ー< ノ, .. . . . . . . ヽ . . . . . . . . . ,イ |/ .. ヽ、__〕/_____ `< i.. . . . . . . . \ . . . . . . │ ! ........................ ) } |.. . . . . . . . \. . . . │ .. { ,、 _/ / l . . . . . . . . .. \ . 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 22 59 52.19 ID Mfbr7B940 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i 「元から貴様の部屋にい続ける理由などないがな . / , │ l l ! | │ まぁいいだろう」 / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 23 02 32.81 ID Mfbr7B940 rく! / / ! ヽ \. V勹! ∧| ! ! ! ∧ ! ∧ ! ! ∨ ! ! | ! !斗ヤT¨ヽハ T T ナト|、 ! | | | | ! | 斗=zミ | /,zぇ=rミ.レ| / .! | V!\|〈. {く _ハ ´ {く心! 〉厶イ .! 「えっ! あっ……出てっちゃった……」 / / | | トヘrリ トヘrリ / ! ∧ , / ! ハ ¨´ 、 `¨` / /!. ヽ / | ハ / / ! \ . / | > 、 ´ ` ,. イ / ! \ / /| ∨ !{r 、,. イ i / | ! \ / / ! ∨/^^^^^^^! / | ! \ 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 23 06 45.96 ID Mfbr7B940 / l \ \ ヽ / . / | | . . ヽ \ .ヽ ヽ , / / . | . / . . | | 、. . . .\ . ヽ | . , | l l | . . . .! . ハ/ ∧| . . \ . . .lヽ . . \ .. | . . | | | | | . | . |_;.|_|_|__乂 . . . `廾十 ト- 、ヽ | . . | | lハ ト、 -K´|ヾ! \ |__ `\ . . . . .}_ヾ!. | . . ハ/l . .! | 「なによ。いつも女の子になんか興味ないって顔してるくせに ヾ;.\ .| ,ィチfテ¨ヾミ、 ヽ. . ./,ィチ¨ヾミk、{ . .| | 今日だけじゃないわ、私が授業を受けている間にあの子を連れ込んで N ヾ ソ{ 代 、ノリ ノ/ 代 、ノリ バ .. . . | | いっつもあんなことしてたんだわ…… | ヘ . , と);少゙。 と)_,少゙ / . . . . ./ , 知らなかったのはわたしだけ。ひどい。許せない」 ∧ ハ ヘ ゚ , ゚ / . . . . ./. . ヽ / . . . | . , __ / . . . . . / . . . .. \ / . . . . . .| ヽ f ーヽ / . . . . . / . . . .\ . \ . / . . . . . . . . . | . .\ 、__ ノ / . . . . . . { . . . . . . . \ . . ヽ / . . . . /  ̄ Y . . . .> 、 , イ .. . . . . .├─ ー 、 . .\ . , . . . . /、 } . . . . . .∨ー-≧ー ≦- { . . . . . . . .| l . . . .l . . | . . ./ \ / . . . . . . . 〉 ∧ ∧ | .. . . . . . . . | | . . . .| . . | 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 23 09 23.07 ID Mfbr7B940 『魔法学園厨房』 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / 「あ! セ、セトさま! l ! | 伐_j f以ヽ彡イ その、さっきはごめんなさい! ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | 私ったらもう何がなんだかわからなくなっちゃって……」 Vl | { l l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 23 10 34.15 ID Mfbr7B940 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i 「かまわん。あれしきのことで動じる俺ではないわ . / , │ l l ! | │ ふぅん。メイド貴様の故郷とやらに行くぞ」 / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 23 11 31.61 ID Mfbr7B940 『魔法学園厨房』 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / 「え? い、今からですか?」 l ! | 伐_j f以ヽ彡イ ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | Vl | { l l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 23 14 14.66 ID Mfbr7B940 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i 「時間ができたのでな。ふぅん、休暇のことならば . / , │ l l ! | │ この俺がじじいに直接言ってやろう」 / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 23 14 56.76 ID Mfbr7B940 __// __ヾ==-、 f ´ ̄ , ´ `ヽ l | / / \ ∧/ / 〃 ;.イ/l } , ヽ l { l /__ / / /_/ /j / } | l レ/,,∠`/ /∠/メ// / 「じじい? まさかオスマン学園長に!?」 l ! | 伐_j f以ヽ彡イ ヽ ! i V;;リ {;;リ 〃 | Vl | { l l ! l 、 ー .イ , __ 厂 ̄ ¨ヽ \ !-j> _ ィ<、 / ヽ `ート 、_r _\ヽ |,_ ̄ヘ二´¨l_ハ / ./゙ヽ /⌒く/ ヽ∠ヽ「j|`~/ //ヽ `∨ / } l l } Ⅵ ヽ 〉、 ∨ / ゝァ‐ } くrー! 入 } . .\ V二ニ〈 { / \ }∨ \∧ . . ヽ , } ン′ ヽ| ¨ヽ . .. ノ ヘ_/ ヽ { \ 8//~′ } _ `ヽ、__ __/ `ヽ_// 〃 / \  ̄/ /`===彳 r′ __ヽ { } j、 l く ハ /-- ――‐イ 〉 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 23 15 44.97 ID Mfbr7B940 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i 「あいつが承諾すれば何の問題もあるまい . / , │ l l ! | │ 今すぐに準備しろ。その間にじじいに話をつける」 / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 社長の使い魔◆.H42NtoyGg2008/01/27(日) 23 18 39.10 ID Mfbr7B940 /! ヾ`ー──┐ / │ -――――――‐- 、  ̄  ̄O | / .| / `ヽ、 °| / | . . / \ | / / / \/ ,′ / ./ / / ヽ | ∨ l / / / / / l | / / / // . / / ! . . . ヘ l | . / /_ /-‐ // / ..__/| / ! / ヘ l |  ̄{/ /∠.// / ../`7メ、 / / .. l 「セト様ったら大胆…… l ! 厶f≦テ千ト //xz≠< / / .. /. / 私のためにそこまでしてくれるなんて , ‐<⌒ヽ l . | l Ⅳ { ヘ__,ィ/ ´7ヘ _,ハ/ / . _/ / ふふ、これはもしかしたらもしかするかも!」 / \ \ i . l ハ 弋_ 少 r 托/ ァー‐<{ / / く ヽ ヽ___}! . ハ . / ヘ、. . `ー / ... | ´ >―‐- 〉 .ヾ∧ .. ヽ. / ___ヽ . . / _ l-、 / ⌒く/ { }∧ f ´ ´ ̄ _} r―-, //  ̄`l Vヘ / ゝ l_∧ | ´ ヽ_` ー ´ __イ⌒ヽ | Vヘ / ヽ lヽ∧ | / l_ r<⌒l \ ヽ | ∨ . / | l | ヽ l ノ/ / { { .l ` ハ l / | l | | r _// ∧ ! / \ |\ 第十話 ~受け継がれる力~ 前編 終了
https://w.atwiki.jp/shachozero/pages/132.html
26 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 22 16.29 ID 6bUI2PYL0 __ ./´ `ヽ、 __ // ´`ヽ, `´  ̄`ヽ、 i.l / ,ヾ、ヽ ||、 i ヾ,ヽヽヽ`i . `. ,l ヽ, \ヽヽ.i i.ヽ 「失敬。また私の勝ちですな _ゝ__人--‐‐--,,_ヽヾi.ヽ | | では次の勝負に入りましょう」 ヽ__.ノ `ー. ´ iヽ||i | .l i .|(___,入 |.| |||.| i.|i ヽ,___ ヽ |.i/i/|ヽヽ、 ____,-、_ iー` _,r ´iノ/ _,hi,ヽ,`ゝ ,__フl‐ /´i .i´ -,,,-; / //- ´ _|ヽヽ、 ,-i.`l |ノ / ,;;、;i` _,-- ´ _,- ´ `-ヽ ll .i_ノソ | | i ̄.i |-‐ ´ `ヽ、 l`´ .| / __,..- | | ̄ | | ...ヽ、 .,`,-‐` /, ´ i |) l | ,--― ´ヽ、 / `ー ´/ / i | | / ヽ ,/ i | .| i .| / | ,i /. i .i.) | .| | . |, / /. / i | | | 27 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 23 37.96 ID 6bUI2PYL0 - ―― - 、 / \ , ヽ / j __/_ ハ / 、ヽ ハ /// `// } レ ィくム从 /イtァテ</ ! i ハゝ 仡i Y-{ ゞ ┘/ / ,′ (……手札は高貴なる風の道 l !ヘ\__,ノ ` ー‐7 / / ……勝負) リl 八 . /イ /// ヽヘ > 、 ,.ィ//ル′ ` \N、l`71-‐〃´ ̄ヽ 〃 ̄ V }{ヽ/ _ ___ /\_,.ィ=ヽ/_.. -‐ヘ l\ミミヽ、 ,ィ≦三彡 ´ ̄「ヽ ヽ | `ヾミヽイ彡 | \ j_ l≡l !_ \ { ヽ | ! _ とニヽ ヽ ヾー;ヘ l l ヾー- !\` 、 } 29 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 25 04.37 ID 6bUI2PYL0 __ ./´ `ヽ、 __ // ´`ヽ, `´  ̄`ヽ、 i.l / ,ヾ、ヽ ||、 i ヾ,ヽヽヽ`i . `. ,l ヽ, \ヽヽ.i i.ヽ 「有り金を全てかけるとは大胆ですな! _ゝ__人--‐‐--,,_ヽヾi.ヽ | | ではお互いのカードをあけましょう」 ヽ__.ノ `ー. ´ iヽ||i | .l i .|(___,入 |.| |||.| i.|i ヽ,___ ヽ |.i/i/|ヽヽ、 ____,-、_ iー` _,r ´iノ/ _,hi,ヽ,`ゝ ,__フl‐ /´i .i´ -,,,-; / //- ´ _|ヽヽ、 ,-i.`l |ノ / ,;;、;i` _,-- ´ _,- ´ `-ヽ ll .i_ノソ | | i ̄.i |-‐ ´ `ヽ、 l`´ .| / __,..- | | ̄ | | ...ヽ、 .,`,-‐` /, ´ i |) l | ,--― ´ヽ、 / `ー ´/ / i | | / ヽ ,/ i | .| i .| / | ,i /. i .i.) | .| | . |, / /. / i | | | 30 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 26 24.96 ID 6bUI2PYL0 - ―― - 、 / \ , ヽ / j __/_ ハ / 、ヽ ハ /// `// } レ ィくム从 /イtァテ</ ! i ハゝ 仡i Y-{ ゞ ┘/ / ,′ (! 風が唯一負ける炎の道…… l !ヘ\__,ノ ` ー‐7 / / やはりイカサマ…… リl 八 . /イ /// でも方法がわからない……) ヽヘ > 、 ,.ィ//ル′ ` \N、l`71-‐〃´ ̄ヽ 〃 ̄ V }{ヽ/ _ ___ /\_,.ィ=ヽ/_.. -‐ヘ l\ミミヽ、 ,ィ≦三彡 ´ ̄「ヽ ヽ | `ヾミヽイ彡 | \ j_ l≡l !_ \ { ヽ | ! _ とニヽ ヽ ヾー;ヘ l l ヾー- !\` 、 } 32 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 28 01.32 ID 6bUI2PYL0 __ ./´ `ヽ、 __ // ´`ヽ, `´  ̄`ヽ、 i.l / ,ヾ、ヽ ||、 i ヾ,ヽヽヽ`i . `. ,l ヽ, \ヽヽ.i i.ヽ 「さて、お嬢さま。どうやらチップがなくなってしまいましたな _ゝ__人--‐‐--,,_ヽヾi.ヽ | | ……お嬢さま。こういうのはどうです? チップがなければ服を賭けては」 ヽ__.ノ `ー. ´ iヽ||i | .l i .|(___,入 |.| |||.| i.|i ヽ,___ ヽ |.i/i/|ヽヽ、 ____,-、_ iー` _,r ´iノ/ _,hi,ヽ,`ゝ ,__フl‐ /´i .i´ -,,,-; / //- ´ _|ヽヽ、 ,-i.`l |ノ / ,;;、;i` _,-- ´ _,- ´ `-ヽ ll .i_ノソ | | i ̄.i |-‐ ´ `ヽ、 l`´ .| / __,..- | | ̄ | | ...ヽ、 .,`,-‐` /, ´ i |) l | ,--― ´ヽ、 / `ー ´/ / i | | / ヽ ,/ i | .| i .| / | ,i /. i .i.) | .| | . |, / /. / i | | | 33 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 28 23.45 ID 6bUI2PYL0 - ―― - 、 / \ , ヽ / j __/_ ハ / 、ヽ ハ /// `// } レ ィくム从 /イtァテ</ ! i ハゝ 仡i Y-{ ゞ ┘/ / ,′ 「……やる」 l !ヘ\__,ノ ` ー‐7 / / リl 八 . /イ /// ヽヘ > 、 ,.ィ//ル′ ` \N、l`71-‐〃´ ̄ヽ 〃 ̄ V }{ヽ/ _ ___ /\_,.ィ=ヽ/_.. -‐ヘ l\ミミヽ、 ,ィ≦三彡 ´ ̄「ヽ ヽ | `ヾミヽイ彡 | \ j_ l≡l !_ \ { ヽ | ! _ とニヽ ヽ ヾー;ヘ l l ヾー- !\` 、 } 35 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 29 31.78 ID 6bUI2PYL0 . / | i l|l l |l 、 l l |l | l l| ト、ヽ、 l l |‐トl ト、 ト!_,メ;ム、 l !i |ハ t、! `、 !、゙、zt fァ`i ト l| /| il 「お嬢さま! おやめくださいませ! ゙、 l`` ` l `` `^ `゙ |! l l | | | |! 勝負事に熱くなってもいいことなどひとつもございません!」 `、ト、ト! l ノ | l lル!/| l| ` `! 、 { _ .リ ,!`i | lト! ゙、 、_ / l/l /l ヽ ヽ ー ̄ ,/ ノ |l ,l `.、 / ,/ l ヽ、_,,、‐ ` / l 37 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 30 55.24 ID 6bUI2PYL0 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i . / , │ l l ! | │ / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! 「まったくだ。それ以上無様な姿を見せられては . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! 俺の笑いが止まらなくなる」 / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 39 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 31 19.73 ID 6bUI2PYL0 - ―― - 、 / \ , ヽ / j __/_ ハ / 、ヽ ハ /// `// } レ ィくム从 /イtァテ</ ! i ハゝ 仡i Y-{ ゞ ┘/ / ,′ 「……いつから」 l !ヘ\__,ノ ` ー‐7 / / リl 八 . /イ /// ヽヘ > 、 ,.ィ//ル′ ` \N、l`71-‐〃´ ̄ヽ 〃 ̄ V }{ヽ/ _ ___ /\_,.ィ=ヽ/_.. -‐ヘ l\ミミヽ、 ,ィ≦三彡 ´ ̄「ヽ ヽ | `ヾミヽイ彡 | \ j_ l≡l !_ \ { ヽ | ! _ とニヽ ヽ ヾー;ヘ l l ヾー- !\` 、 } 43 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 34 05.34 ID 6bUI2PYL0 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i . / , │ l l ! | │ / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! 「貴様が盛大にすり出したころだ . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! この程度のゲームに負け続けるなど貴様も底が知れるな」 / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 45 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 36 26.09 ID 6bUI2PYL0 __ ./´ `ヽ、 __ // ´`ヽ, `´  ̄`ヽ、 i.l / ,ヾ、ヽ ||、 i ヾ,ヽヽヽ`i . `. ,l ヽ, \ヽヽ.i i.ヽ 「では、旦那さまが勝負なされますかな? _ゝ__人--‐‐--,,_ヽヾi.ヽ | | しかし先ほどチップは全てお嬢さまに渡されてしまったのでは?」 ヽ__.ノ `ー. ´ iヽ||i | .l i .|(___,入 |.| |||.| i.|i ヽ,___ ヽ |.i/i/|ヽヽ、 ____,-、_ iー` _,r ´iノ/ _,hi,ヽ,`ゝ ,__フl‐ /´i .i´ -,,,-; / //- ´ _|ヽヽ、 ,-i.`l |ノ / ,;;、;i` _,-- ´ _,- ´ `-ヽ ll .i_ノソ | | i ̄.i |-‐ ´ `ヽ、 l`´ .| / __,..- | | ̄ | | ...ヽ、 .,`,-‐` /, ´ i |) l | ,--― ´ヽ、 / `ー ´/ / i | | / ヽ ,/ i | .| i .| / | ,i /. i .i.) | .| | . |, / /. / i | | | 50 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 37 43.77 ID 6bUI2PYL0 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i . / , │ l l ! | │ / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! 「ふぅん。千エキューだ。ワイン代のついでだが . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! 貴様との勝負などこれで十分だろう」 / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 52 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 38 47.51 ID 6bUI2PYL0 - ―― - 、 / \ , ヽ / j __/_ ハ / 、ヽ ハ /// `// } レ ィくム从 /イtァテ</ ! i ハゝ 仡i Y-{ ゞ ┘/ / ,′ 「また勝った?」 l !ヘ\__,ノ ` ー‐7 / / リl 八 . /イ /// ヽヘ > 、 ,.ィ//ル′ ` \N、l`71-‐〃´ ̄ヽ 〃 ̄ V }{ヽ/ _ ___ /\_,.ィ=ヽ/_.. -‐ヘ l\ミミヽ、 ,ィ≦三彡 ´ ̄「ヽ ヽ | `ヾミヽイ彡 | \ j_ l≡l !_ \ { ヽ | ! _ とニヽ ヽ ヾー;ヘ l l ヾー- !\` 、 } 53 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 39 36.62 ID 6bUI2PYL0 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i . / , │ l l ! | │ / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! 「ふところに一枚残っていたのでな . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! 暇つぶしに勝負をしていただけだ」 / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 59 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 43 23.01 ID 6bUI2PYL0 __ ./´ `ヽ、 __ // ´`ヽ, `´  ̄`ヽ、 i.l / ,ヾ、ヽ ||、 i ヾ,ヽヽヽ`i . `. ,l ヽ, \ヽヽ.i i.ヽ 「ほう、それはそれは。ではその千エキューが賭け金ということで _ゝ__人--‐‐--,,_ヽヾi.ヽ | | よろしいですか?」 ヽ__.ノ `ー. ´ iヽ||i | .l i .|(___,入 |.| |||.| i.|i ヽ,___ ヽ |.i/i/|ヽヽ、 ____,-、_ iー` _,r ´iノ/ _,hi,ヽ,`ゝ ,__フl‐ /´i .i´ -,,,-; / //- ´ _|ヽヽ、 ,-i.`l |ノ / ,;;、;i` _,-- ´ _,- ´ `-ヽ ll .i_ノソ | | i ̄.i |-‐ ´ `ヽ、 l`´ .| / __,..- | | ̄ | | ...ヽ、 .,`,-‐` /, ´ i |) l | ,--― ´ヽ、 / `ー ´/ / i | | / ヽ ,/ i | .| i .| / | ,i /. i .i.) | .| | . |, / /. / i | | | 62 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 46 37.85 ID 6bUI2PYL0 , -─- 、 , -‐- 、 ,, - `V `‐、 / \ ./ \ / ヽ ./ / l ヽ / / / / ./ / l | .l .lヽ | l. l / / / ./ .l | | l / / l l.〉 l、 | | l / / ./ ./ |. l | ./ ./ ./ | |./ 「ふぅん。所詮金にたかるハイエナの発想などその程度か l、| | l // ///| l / / //// / / . 俺はこの千枚に足してこの女を賭けてやろう! l、l | /l///_/ l / //_|/_∠| / | / . 代わりに貴様が差し出すものはこのカジノ全てだ!」 /⌒ヽ | \ `ー ゝl // `ー /|/⌒v | l⌒l l|  ̄ ̄ //|〉 ̄ ̄ ̄ .|/^_l.l ヽゝ(ー| /| ´ \| ll ),l ノ lヽ_ / | ┌───7 /._/ .l/ | l ̄ ̄ ̄/ / / ,ノ! / |.. V´ ̄∨ ./ /,.-‐ .| ./ (;;) |\ `ー‐ ´ / / | | _|_\ /| ./ | (| ,.-‐ | \__/ .|/ _,.-─; |/ .(;;) |─────┤ _,.-‐ /  ̄ | |^l / 66 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 49 36.68 ID 6bUI2PYL0 . / | i l|l l |l 、 l l |l | l l| ト、ヽ、 l l |‐トl ト、 ト!_,メ;ム、 l !i |ハ t、! `、 !、゙、zt fァ`i ト l| /| il 「!? お連れ様何を言い出すのですか! ゙、 l`` ` l `` `^ `゙ |! l l | | | |! よりにもよってお嬢さまを賭けの対象になど!」 `、ト、ト! l ノ | l lル!/| l| ` `! 、 { _ .リ ,!`i | lト! ゙、 、_ / l/l /l ヽ ヽ ー ̄ ,/ ノ |l ,l `.、 / ,/ l ヽ、_,,、‐ ` / l 67 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 50 03.12 ID 6bUI2PYL0 __ ./´ `ヽ、 __ // ´`ヽ, `´  ̄`ヽ、 i.l / ,ヾ、ヽ ||、 i ヾ,ヽヽヽ`i . `. ,l ヽ, \ヽヽ.i i.ヽ 「だ、旦那さま。正気でございますか _ゝ__人--‐‐--,,_ヽヾi.ヽ | | いくら貴族の娘様とは言えカジノ一つとでは割が合いません」 ヽ__.ノ `ー. ´ iヽ||i | .l i .|(___,入 |.| |||.| i.|i ヽ,___ ヽ |.i/i/|ヽヽ、 ____,-、_ iー` _,r ´iノ/ _,hi,ヽ,`ゝ ,__フl‐ /´i .i´ -,,,-; / //- ´ _|ヽヽ、 ,-i.`l |ノ / ,;;、;i` _,-- ´ _,- ´ `-ヽ ll .i_ノソ | | i ̄.i |-‐ ´ `ヽ、 l`´ .| / __,..- | | ̄ | | ...ヽ、 .,`,-‐` /, ´ i |) l | ,--― ´ヽ、 / `ー ´/ / i | | / ヽ ,/ i | .| i .| / | ,i /. i .i.) | .| | . |, / /. / i | | | 70 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 53 20.82 ID 6bUI2PYL0 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i . / , │ l l ! | │ / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! 「ふぅん。この場で引くならそれでもかまわん . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! 変わりに他の勝負を繰り返しこの店をつぶすまで / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! 貴様の選択肢は二つ、今死ぬか後で死ぬかだ」 ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 75 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 55 13.27 ID 6bUI2PYL0 . / | i l|l l |l 、 l l |l | l l| ト、ヽ、 l l |‐トl ト、 ト!_,メ;ム、 l !i |ハ t、! `、 !、゙、zt fァ`i ト l| /| il 「旦那さま、お待ちになってください ゙、 l`` ` l `` `^ `゙ |! l l | | | |! お嬢さまはまだ許可をしておりません `、ト、ト! l ノ | l lル!/| l| そのような賭けなど……」 ` `! 、 { _ .リ ,!`i | lト! ゙、 、_ / l/l /l ヽ ヽ ー ̄ ,/ ノ |l ,l `.、 / ,/ l ヽ、_,,、‐ ` / l 78 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 56 00.23 ID 6bUI2PYL0 - ―― - 、 / \ , ヽ / j __/_ ハ / 、ヽ ハ /// `// } レ ィくム从 /イtァテ</ ! i ハゝ 仡i Y-{ ゞ ┘/ / ,′ 「……かまわない」 l !ヘ\__,ノ ` ー‐7 / / リl 八 . /イ /// ヽヘ > 、 ,.ィ//ル′ ` \N、l`71-‐〃´ ̄ヽ 〃 ̄ V }{ヽ/ _ ___ /\_,.ィ=ヽ/_.. -‐ヘ l\ミミヽ、 ,ィ≦三彡 ´ ̄「ヽ ヽ | `ヾミヽイ彡 | \ j_ l≡l !_ \ { ヽ | ! _ とニヽ ヽ ヾー;ヘ l l ヾー- !\` 、 } 79 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 56 19.21 ID 6bUI2PYL0 . / | i l|l l |l 、 l l |l | l l| ト、ヽ、 l l |‐トl ト、 ト!_,メ;ム、 l !i |ハ t、! `、 !、゙、zt fァ`i ト l| /| il 「お嬢さま!」 ゙、 l`` ` l `` `^ `゙ |! l l | | | |! `、ト、ト! l ノ | l lル!/| l| ` `! 、 { _ .リ ,!`i | lト! ゙、 、_ / l/l /l ヽ ヽ ー ̄ ,/ ノ |l ,l `.、 / ,/ l ヽ、_,,、‐ ` / l 81 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 57 01.35 ID 6bUI2PYL0 - ―― - 、 / \ , ヽ / j __/_ ハ / 、ヽ ハ /// `// } レ ィくム从 /イtァテ</ ! i ハゝ 仡i Y-{ ゞ ┘/ / ,′ 「あなたに託す」 l !ヘ\__,ノ ` ー‐7 / / リl 八 . /イ /// ヽヘ > 、 ,.ィ//ル′ ` \N、l`71-‐〃´ ̄ヽ 〃 ̄ V }{ヽ/ _ ___ /\_,.ィ=ヽ/_.. -‐ヘ l\ミミヽ、 ,ィ≦三彡 ´ ̄「ヽ ヽ | `ヾミヽイ彡 | \ j_ l≡l !_ \ { ヽ | ! _ とニヽ ヽ ヾー;ヘ l l ヾー- !\` 、 } 82 :社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg:2008/02/16(土) 20 59 06.18 ID 6bUI2PYL0 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i . / , │ l l ! | │ / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! 「ふぅん。こちらは準備が整った . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! 後は貴様次第だ」 / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 前へ トップページ 次へ
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/833.html
トイレから部屋に戻ったルイズは、昨日呼び出した使い魔について考えていた (朝食は抜いた、死体は芯まで凍っていた為、血こそ飛び散らなかったものの食欲が消えるには十分だった 粉々になった死体は部屋に戻ると昨日の様に消えていた、消えて無かったら今頃いい感じでスプラッタだったろう) おかしい、落ち着いて考えてみると確かにおかしい 死体が消えるのもそうだけど、死んだ筈なのに再び召喚されるっていうのは如何考えてもありえない 死んだ、自分の目の前で死んだ、なのに召喚されて動いて喋っていた 屍生人?吸血鬼?アヴドゥル?どれも違うように思える それよりも「死んでも召喚されれば生き返る」のではないか? そう思えた もう一度呼び出してみれば分かるかもしれない 疑問を確かめるべく、三回目の召喚を行う これであの男が出てくれば確定だ、自分が呼び出したのは只の平民などではない 何か力を持った存在なのだ、馬鹿にされる様な使い魔等ではないのだ そう思うと落胆していた気持ちが高揚していくのを感じた 「あらためて、アンタ誰」 「…ディアボロだ」 過去2度の召喚と同様に杖の先に現れた男は落ち着いていた 絶え間無く周囲を見回し警戒していること隠さなかったが、こちらを見て怯えるということは無かった ディアボロの落ち着きを見て取ったルイズは ディアボロを召喚したこと、ディアボロが使い魔であること、使い魔とは何であるかを説明した 「自分の置かれた立場が分かったわね」 「じゃあ私の疑問に答えて貰えるかしら 彼方は何故生き返ったの? 前に呼び出した時は確かに死んでいた筈だわ 甦る力があるの?それとも死んでいなかったの?」 ディアボロは警戒を解かぬまま口を開く 「…私はある戦い以来、何処から来るか何時来るか分からない死に襲われ続けている」 「一度死んでもそれで終わりではない、場所が変わり時が変わりまた死が襲ってくる」 「…まるで死の呪いね」 「ルイズ…だったな」 「お前の話は理解できた、だがそれはお前の都合であり私には関係の無いことだ 使い魔が欲しいのなら別のを探すんだな」 この男の言葉には凄みがある、言葉を裏打ちするだけの力を持っているのだ 逃す訳には行かない ここで逃せば自分は本当に何も無い「ゼロ」になってしまう しかしこのままでは引き止められない ルイズは何かこの男を留めて置けるなにかはないかと必死に頭を働かせた 力?金?カラダ?いや違う 男の喋った言葉の中にあったそれに気付く、思いつくままに口を動かす 「死ぬ度に時間と場所が変わる、そう言ったわね」 「それならばあれほどまでに周りを恐れていたのは分かるわ」 「何も分からぬままいつまでも流され続ける、これほどの恐怖は無いものね」 「でも、今の彼方は落ち着いている、死を恐れているものの落ち着いているわ」 「それは安心したからじゃあないかしら、状況が理解できる範囲にあることに」 「私に呼ばれてから別の場所で死んだことはあった?無いんじゃないの?」 「それは契約を結んだことで呪いに変化があったと考えられるわ」 「だから私の元を離れたり、私を殺したりすればその安心は失われるかもしれないわよ」 「何処とも知れぬ場所で永遠に死に続ける、そんなのに耐えられるかしら」 一気にまくし立てたルイズは息を整え、最後の決め手と言わんばかりに言い放った 「これは機会よ!慈悲深い御主人様が与えた最後の機会! 逃したならもう二度と救われることは無いわね」 ディアボロがルイズを見る 「よく喋る口だ…つまり利害が一致した訳だな、お前は使い魔が欲しい、私は平穏を必要としている いいだろう、使い魔になってやろうじゃあないか」 ルイズは笑みを浮かべた やった、ほとんどでまかせだったがこの男は使い魔になると言った ディアボロの言葉遣いや態度は気に入らないが、とにもかくにも使い魔を得ることが出来たのだ 「じゃあ行くわよ、ついて来なさい」 「何処にだ」 「教室によ、使い魔は主と行動を共にするものよ」 教室は大学の講義室という風だった 何か異なることといえば生徒達が皆何かしら生き物を従えていることだろう 道すがら見かける様なものもいれば、動物園で目にするようなものもいる ディアボロの目を引いたのは中でも物語の中でしか存在し得ない筈の生き物達だ (ここでは幻獣と称するらしい、ルイズの話の中で出ていた) (イタリアではないことだけは確からしいな) この小娘に出会ってから2度死んだ、死んだ次の場面は2度とも小娘の前だった 今までこんなことは無かった、時間も場所繋がり無く変わり訳も分からぬまま死を繰り返した 小娘のでまかせを思い出す 確かに以前の状態に戻らないという保証は無い 認めたくは無いが自分はあの小僧に破れ絶頂から転げ落ちてしまったのだ 今は崖に生えた細い枝に服が引っ掛かった様な極めて不安定な状態だ 少しでも重心を崩せば再び奈落の底へと転落してしまうだろう しっかりと三点確保を維持しながら崖を上らねばならない 迂闊な行動は出来ない 絶頂であり続ける為には… 「コッチヲ見ロォ~~ッ」 「ん………?」 顔を起こしたディアボロに散弾の様な石の破片が突き刺さり、ついで爆風が体を粉々に吹き飛ばした ■今回のボスの死因 ルイズの失敗魔法の巻き添えで爆死
https://w.atwiki.jp/shachozero/pages/60.html
社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg 2008/01/19(土) 20 01 38.03 ID BjEaDXAr0 第九話 ~魂の一撃~ その日の夜 『女神の杵』 社長の部屋 ベランダ ,. ヽ. ヽ l l l l / ヽ. ヽ l l l l / / ヽ. ` 、 ヽ ヽ. レ、l l. l / / 丶、 ` 、 ヽ ヽ / ヘ \ l l / / ` 、_ \. ヽ. ∨ , `丶 \ ! l 「ふぅん。二つの月が重なる夜か / ヽ - ニ_ー三>ィヘ、 ヽ ∨、ハ }. 〉j l l まさにオカルト世界だな」 ト 、 \ ` 、 丶、  ̄ / j ` 、 ヽ}_」 j /∧. l l `丶、\ `丶、_`ァハ / ` 、 l!__, / Ⅵ l `丶\ゝ、_,イ{j } / ヽl.// ∧ Ⅴ ! `丶、 ヽ ´ Ⅵ ,ヘ ヽ l l ソ‐-、_` 、  ̄´ \ヽ. l. l / `丶 」____\ヽV / |  ̄ ̄ く、 | `丶, _ | `´、_ /| \ ,イ .| ,rf⌒ ┌‐\ ∠.」 ! { | \__/ | _l. 弋_ | 〈 ̄.l l l l l l l j _____j___/______ ____/___\ _ _ \  ̄\. | |. //´ ヽ /´〉 | レ 社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg 2008/01/19(土) 20 06 44.57 ID BjEaDXAr0 / \ / `ヽ 丶 / . ノ , ヽ / / / . . / ヽ . ヽ ヽ V l l. .| / . ./.;イ ヽ ... . l. . . | .. l l ! 「セト……どうしたのよ |. .| . l . \!/ l . { . . .|ヽ . }ヽ . j . .! | . | 月なんて眺めちゃって」 ヽハ l .| ! . . jV\{ 八 . . .l } /_,j;ィト .l . l . | ヽ从 . iイfチ心ハ 、从ィ厶斗<V . .jl . | \ト小._V;zソ ノ/ V;;_z1 / . . . ハ . . 八 リ } . , .. / . . . /. .ヽ . . ヽ _..ノ/八 / . . . /. . . . .\ . . \ , -‐´ / . . >,.、 ´ ヽ ィ′ . . . ハ;.__ . . . . \ . .  ̄`丶、 〃 . . / . . . . . ノ ¨ ヽ、_ , ィ≦7 . . ./ ´ ヽ. . . . .` ー- 、 . ヽ l . ./ . . . . . ;. イ\ ノ} /`∨ . . . { ゝー、. . . . . . . ヽ . } {. / . . . . . / } Vx1_/ { . . . ヽ ∧. . . . . . . } . . ,′ 〃 . . . ./ j/  ̄ ̄ ヽ入 . . . . .\ ヽ. . . . ./ . / { . . . .{ | / \ . . . . .\ ) . / .;イ 社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg 2008/01/19(土) 20 09 00.83 ID BjEaDXAr0 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i . / , │ l l ! | │ 「いたのか凡骨 / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! ふぅん。貴様には関係のないことだ . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! それよりも道化についてやらなくていいのか? / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! まぁ道化もあの無様な姿を婚約者に見られるのはさすがに恥を感じるか」 ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg 2008/01/19(土) 20 13 26.71 ID BjEaDXAr0 / \ / `ヽ 丶 / . ノ , ヽ / / / . . / ヽ . ヽ ヽ V l l. .| / . ./.;イ ヽ ... . l. . . | .. l l ! 「……そうよ、すまないが一人にしてくれって |. .| . l . \!/ l . { . . .|ヽ . }ヽ . j . .! | . | どうしてあんたはいつもそうなの? ヽハ l .| ! . . jV\{ 八 . . .l } /_,j;ィト .l . l . | 少しは加減ってもんを知りなさいよ」 ヽ从 . iイfチ心ハ 、从ィ厶斗<V . .jl . | \ト小._V;zソ ノ/ V;;_z1 / . . . ハ . . 八 リ } . , .. / . . . /. .ヽ . . ヽ _..ノ/八 / . . . /. . . . .\ . . \ , -‐´ / . . >,.、 ´ ヽ ィ′ . . . ハ;.__ . . . . \ . .  ̄`丶、 〃 . . / . . . . . ノ ¨ ヽ、_ , ィ≦7 . . ./ ´ ヽ. . . . .` ー- 、 . ヽ l . ./ . . . . . ;. イ\ ノ} /`∨ . . . { ゝー、. . . . . . . ヽ . } {. / . . . . . / } Vx1_/ { . . . ヽ ∧. . . . . . . } . . ,′ 〃 . . . ./ j/  ̄ ̄ ヽ入 . . . . .\ ヽ. . . . ./ . / { . . . .{ | / \ . . . . .\ ) . / .;イ 社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg 2008/01/19(土) 20 16 04.07 ID BjEaDXAr0 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i . / , │ l l ! | │ 「道化から仕掛けてきた勝負だ / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! 加減する理由は何一つない . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! ふぅん。そんなに気に入らなければさっさと元の世界に / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! 俺が帰る方法を見つけるのだな」 ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg 2008/01/19(土) 20 18 45.54 ID BjEaDXAr0 / \ / `ヽ 丶 / . ノ , ヽ / / / . . / ヽ . ヽ ヽ V l l. .| / . ./.;イ ヽ ... . l. . . | .. l l ! 「……この任務が終わったら |. .| . l . \!/ l . { . . .|ヽ . }ヽ . j . .! | . | きちんと探してあげるわよ」 ヽハ l .| ! . . jV\{ 八 . . .l } /_,j;ィト .l . l . | ヽ从 . iイfチ心ハ 、从ィ厶斗<V . .jl . | \ト小._V;zソ ノ/ V;;_z1 / . . . ハ . . 八 リ } . , .. / . . . /. .ヽ . . ヽ _..ノ/八 / . . . /. . . . .\ . . \ , -‐´ / . . >,.、 ´ ヽ ィ′ . . . ハ;.__ . . . . \ . .  ̄`丶、 〃 . . / . . . . . ノ ¨ ヽ、_ , ィ≦7 . . ./ ´ ヽ. . . . .` ー- 、 . ヽ l . ./ . . . . . ;. イ\ ノ} /`∨ . . . { ゝー、. . . . . . . ヽ . } {. / . . . . . / } Vx1_/ { . . . ヽ ∧. . . . . . . } . . ,′ 〃 . . . ./ j/  ̄ ̄ ヽ入 . . . . .\ ヽ. . . . ./ . / { . . . .{ | / \ . . . . .\ ) . / .;イ 社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg 2008/01/19(土) 20 20 35.65 ID BjEaDXAr0 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i . / , │ l l ! | │ 「あてにならんな」 / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg 2008/01/19(土) 20 23 59.94 ID BjEaDXAr0 -─‐- 、 -‐ ´ 丶 / / 〃 ./ { ヽ / / . / ∧ l .. ヽ . ヽ . ヽ . . . , l i. .l. . . . 7メk!八 . . }厶匕 .jl .. . ハ 「……とにかく、ハルケギニアにいる間は Vl从 . .{/フ必ハ` イ/心 `V . . . i | あんたは私の使い魔なんだから、私の言うこと聞きなさいよね」 ヽト、 f‘ 乏ン ノ/弋乏. ! . . | l 小 . .ゝ /. . i ハ /.. l . 人 ⌒ヽ ,/. . , , /. . l . . . .> 、. , イ/. . / . . ヽ / . . . ./ ヽ.. . . .\ j. `´ レ′ ∧ . . . ... \ / . . . . ./ . /¨ヽ . . . .ヽ 、 /. . . , 7ヽ、 . . . . . . ..丶、 / . . . . . / ._/ _} . . . . } _{ . . . {_}} `V . .`ヽ . . . . ..ヽ 社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg 2008/01/19(土) 20 27 51.36 ID BjEaDXAr0 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i . / , │ l l ! | │ 「断る。そんなに使い魔とやらがほしいのなら道化にでも頼んだらどうだ / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! お似合いの組み合わせだと思うがな」 . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg 2008/01/19(土) 20 32 24.53 ID BjEaDXAr0 / / \ ヽ ヽ ヽ // / ∧ . \\ . , .. , // { / .ハ l . ト;. |l_ハ_ | . l . . l l ハ 从丁≧ュ、} . 厶斗矛廾 .| . . l レ ヽ | . } ,仟 r } j/ 之 ン゙ | . .| . . l 「わかったわ。いいわよ。好きにすればいいわ ト-ゝ ゞ ´ __ | . .| . , 別に使い魔のあんたに言うことじゃないけど、言うわ / | ∧ f ー ヽ ! . .ト、 \ 今、決心したわ。わたし、ワルドと結婚するわ」 / .| ヽ ヽ _,ノ イ . .| .} . \ / | . > 、_,. < |/ . .| . , . . \ / . . . ノ ,z==|テ廾ァ、/ . . . /\\ . . . . . ` ̄` ー- 、 /. . . . ./ 〃. . /{=//\. . . . / `ヽ\ . . . . . . . ヽ / . . . . / //{/! レ / . . . \/ 、 } . \ . . . . . . . . 〉 〈 . 〈 /∧| ヽ 〈 . . . ./\ \ l. . . . .\ . . . . . . . / \ 人. /7゙ \ ヽ . .\ ヾ! ヾ、__ . . . .〉 . . . . . / / ヽ// \ \ . . ヽ;|| \ } . ./ . . . . . / { rー// . . ∧ 〉 . . .l || \ l . { . . . . 〈 / {二}ソ. . . . / || \ / . . . /}ヽ\ ヾ、\ . \ 社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg 2008/01/19(土) 20 34 05.89 ID BjEaDXAr0 ,. -‐ 、. /  ̄`~` ‐ 、 / ` ` ‐、 / `‐、 / \ , \ / ! \ / l ! | i . / , │ l l ! | │ 「ふぅん。好きにしろ。俺は貴様が誰と結婚しようが知ったことではない」 / /./ | │ l 、 | | | , | .l ! . / / /l ! l | | | \ !|l | / | | ! / / ./ ! | l l | | ヽ. ヽ\ \ ヽ. ヽ. |│/ヽ| ! l ! ` ‐ 、| l ヽ. ヽ.ヽ. ! l\\`‐、ヽ、\ヽ.| レ /ヽヽl ! ! . `‐、| 、ト、__\ 、 ヽ. l トーz、-‐ラ フヽ!|!/_,ゝヽ }. |│ \ヽl\`ー ヽ、\ヽ ∨ー`‐← ||!-、-、 /! |│ ヽト. ´ ̄ジヽN` -ゝ |! リ /|.| | | ! \ _iー | |.| | | |\. \ r‐== ヲ |  ̄`~` ‐ - 、 | ` ー-ヽ、 V r -‐ / .| | | `‐、 `ー- ./| , -.、 | | `‐、 / .| { {lll}} f{! _ _,,. 、-‐ | `エ´-─ー| ` ー ゞ ´ ヽ` ー- |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / 社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg 2008/01/19(土) 20 37 21.88 ID BjEaDXAr0 / / \ ヽ ヽ ヽ // / ∧ . \\ . , .. , // { / .ハ l . ト;. |l_ハ_ | . l . . l l ハ 从丁≧ュ、} . 厶斗矛廾 .| . . l レ ヽ | . } ,仟 r } j/ 之 ン゙ | . .| . . l 「……! あんたなんか一生そこで月でも眺めてればいいのよ!」 ト-ゝ ゞ ´ __ | . .| . , / | ∧ f ー ヽ ! . .ト、 \ / .| ヽ ヽ _,ノ イ . .| .} . \ / | . > 、_,. < |/ . .| . , . . \ / . . . ノ ,z==|テ廾ァ、/ . . . /\\ . . . . . ` ̄` ー- 、 /. . . . ./ 〃. . /{=//\. . . . / `ヽ\ . . . . . . . ヽ / . . . . / //{/! レ / . . . \/ 、 } . \ . . . . . . . . 〉 〈 . 〈 /∧| ヽ 〈 . . . ./\ \ l. . . . .\ . . . . . . . / \ 人. /7゙ \ ヽ . .\ ヾ! ヾ、__ . . . .〉 . . . . . / / ヽ// \ \ . . ヽ;|| \ } . ./ . . . . . / { rー// . . ∧ 〉 . . .l || \ l . { . . . . 〈 / {二}ソ. . . . / || \ / . . . /}ヽ\ ヾ、\ . \ 社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg 2008/01/19(土) 20 41 31.94 ID BjEaDXAr0 . ,.. .., . ,... .., ,... ; , .., ; ; ;.; ; ; ; ; ; ; , ; ; ´ ; ; ;; ; . , ; , ` ; , ´; , , ; . , ; ; ; ; ; ; , , , , , ,. ; ; ; ; ; , . ; ; ; ; , , , , ; ; ; , 「痴話げんかかしら? お二方」 ; ; ; ; ., , ,. ; ; ; , . , ; ;;' ;; ' ;; ; ; ; , . , ; ; .; '', ;; ; , ; ; ; ;. .; ., ___,. ,. ;. ; ; ; ; , . ; ; ;. .; ; , __, ; ; . , ; ; ; ; ; ;. . ;; ;;;;;; ; ; . , ; ; ; . ,,,,; ; ; ; ;. , , , , , ; ; ; ; ;. ;' ;,, ,,... . . ';. .' , .' , '; ';; ,',';';' ; ' ; '. , ' ...,, ,,.. . . . . . . . . . . . . ; ; ; ;; ,, ・ .,, ; ; ; ;. . . . ...,, . ,,... . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .; ; , X , ; ;; , . ... ..,, ,, . . . . . . . . . . . . . .;, . . . . . . .;. ; , . ; ; .; ; .;. .' ,;. . . . . . . . . . . . . . .;, . ; . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ,;. . . .' ' ,';.;.; ' ' , . ',;. . . . . . . . ,; . . . . . . . . . . . . . ; . , . .. , . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ,; ;' ;. . . . ,;. . . . . . . . . . . . .. , . ; . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ,;, , . , . , ;,;, . . . . . . . . . . . . . . . ... ; . ; .. . . . ... ,. ,. ;, .; ;, , , ., ; . .,,. .. .. ; ; ;; . . ,;. ; .,. ., .,. .;. . .' . , . . .. . . ,;. ; . ; ;; . . . . . ,. ; . .;;'';' ; ; ;. , . .;. . . . , . . . . ..... ; 社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg 2008/01/19(土) 20 43 20.59 ID BjEaDXAr0 . . . | ハ .. ヽ l. { . . . . . ヽ . . }/ .}ヽ. .ヽ .. . . .l. . } . . . . l . . .j{ . | . , . . . . . .. |ヽ/ 厶<ヘ. . .|. . . /|. / . . . l . . │l . . ハ . l . .l\, . . . . . ... レ lィ仗ヽ}ヾト . . l. / j/ . . -―ヘ . . 十j ./ーl .‐七弋"ヘ . ヽ . . . イ圦 _ハ jN. /K ハ . . .. マ. 7/ "仟テ¨ヽ`トヽハ . l. . . / V イ j j/ .{小、 「フーケ! なんであんたがここに!」 . . . . . . ∨ヘ {仗 ハ V} ./ ゝ彡′ {\| { ヽ __ . .∧ . . . . . ∧、 ∨f -イ j j/  ̄ , .. l . \ `ヽ . . . ∧ . . . . . .. ゝ=彡’ ヽ } . l . . .. \ . . /. . . . . . . .. ヽ イ . 八 . . . . . .. \ / . . . . ヽ . . . . . . \ _. -っ /. . . . . ヽ . . . . . . . ..\ . . . . . . . . ∧ . . . . . . \U ‘ー_ ´ /l. . . . . . . ... \ . . . . . . . . ... . . . . . . / .ハ!. . . . . . ヽ / ヘ . . . . . . . .... \ . . . . . . . . .. . . . . . / //l . . . . . . . ト __,.イ ヽ \ . . . . . . . . \ . . . . . . . . . . . . . / .}i . . . . . .. j__ / \ ヽ . . . . . . . .. \ . . . . . . 社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg 2008/01/19(土) 20 45 39.43 ID BjEaDXAr0 _,,,,,,_ ________ _,,- ´ ヽ ,,- ´ `ヽ、 ,-" レ′ ヽ ,; ヽ ,;",; 7 `、 /,; / /ヽ、 ,r ´! ヽ // ! , /` ` `′´ ! `、 レ′i ,i i i ヽ i `、 、 i 「感激だわ。覚えててくれて ! ! i ! i l ヽ ト、 `、`、 ! 親切な人がいてね、私みたいな美人はもっと世の中のために ! ! !i ! ! i ! ヽ ヽ i ! 役に立たなくてはいけないといって牢屋から出してくれたのよ」 ! l,!l ! ! レ′ヽ `、! ! ! l ! ! ! l `、__.! ! ! ! ! !__,!,,,,,__ ,, -‐_,,¨,,,,,i ! ! ! !、`、!,,l-┬、-、 ,r ´i__!__,! l} !¨ i¨¨_'‐-,,_ ! _,,! ヽ ヾヽ!、`__!, ´ !l ! i ´ 。 ゚,/ _,,i- ´_,! ヽヾ`、 ,ノl l l_,, - i´i 。 。 ¨ ! ! `` ! l lヽ_,!、,! ! ` i- _i-! !、 ! ! ! lヽ , /! l l il ヽ、 -‐‐- /! ! l ! `ー〈 l ! l l ! `ヽ / ! / ! ヽ ! ! l l l !`ヽ、 / レ! ! !`ー ´! ! ! l ! ! `' ´ / ! l !、 i ! l ! ! /! i l`ヽ、 ! i / l ! l /_ / / ヽ、 `′! / l ! l /、 ¨ ‐----‐‐ i / !ー--!ヽ、 / ! ! ! ´ ¨ ‐--------‐! / ` 、 `ー,-,,_,! ! 社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg 2008/01/19(土) 20 47 56.26 ID BjEaDXAr0 / / \ ヽ ヽ ヽ // / ∧ . \\ . , .. , // { / .ハ l . ト;. |l_ハ_ | . l . . l l ハ 从丁≧ュ、} . 厶斗矛廾 .| . . l レ ヽ | . } ,仟 r } j/ 之 ン゙ | . .| . . l ト-ゝ ゞ ´ __ | . .| . , 「……おせっかいな奴がいるみたいね / | ∧ f ー ヽ ! . .ト、 \ で、何をしにきたの」 / .| ヽ ヽ _,ノ イ . .| .} . \ / | . > 、_,. < |/ . .| . , . . \ / . . . ノ ,z==|テ廾ァ、/ . . . /\\ . . . . . ` ̄` ー- 、 /. . . . ./ 〃. . /{=//\. . . . / `ヽ\ . . . . . . . ヽ / . . . . / //{/! レ / . . . \/ 、 } . \ . . . . . . . . 〉 〈 . 〈 /∧| ヽ 〈 . . . ./\ \ l. . . . .\ . . . . . . . / \ 人. /7゙ \ ヽ . .\ ヾ! ヾ、__ . . . .〉 . . . . . / / ヽ// \ \ . . ヽ;|| \ } . ./ . . . . . / { rー// . . ∧ 〉 . . .l || \ l . { . . . . 〈 / {二}ソ. . . . / || \ / . . . /}ヽ\ ヾ、\ . \ 社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg 2008/01/19(土) 20 49 05.41 ID BjEaDXAr0 _,,,,,,_ ________ _,,- ´ ヽ ,,- ´ `ヽ、 ,-" レ′ ヽ ,; ヽ ,;",; 7 `、 /,; / /ヽ、 ,r ´! ヽ // ! , /` ` `′´ ! `、 レ′i ,i i i ヽ i `、 、 i 「素敵なバカンスをありがとうってお礼を言いにきたんじゃないの!」 ! ! i ! i l ヽ ト、 `、`、 ! ! ! !i ! ! i ! ヽ ヽ i ! ! l,!l ! ! レ′ヽ `、! ! ! l ! ! ! l `、__.! ! ! ! ! !__,!,,,,,__ ,, -‐_,,¨,,,,,i ! ! ! !、`、!,,l-┬、-、 ,r ´i__!__,! l} !¨ i¨¨_'‐-,,_ ! _,,! ヽ ヾヽ!、`__!, ´ !l ! i ´ 。 ゚,/ _,,i- ´_,! ヽヾ`、 ,ノl l l_,, - i´i 。 。 ¨ ! ! `` ! l lヽ_,!、,! ! ` i- _i-! !、 ! ! ! lヽ , /! l l il ヽ、 -‐‐- /! ! l ! `ー〈 l ! l l ! `ヽ / ! / ! ヽ ! ! l l l !`ヽ、 / レ! ! !`ー ´! ! ! l ! ! `' ´ / ! l !、 i ! l ! ! /! i l`ヽ、 ! i / l ! l /_ / / ヽ、 `′! / l ! l /、 ¨ ‐----‐‐ i / !ー--!ヽ、 / ! ! ! ´ ¨ ‐--------‐! / ` 、 `ー,-,,_,! ! 社長の使い魔 ◆.H42NtoyGg 2008/01/19(土) 20 49 44.08 ID BjEaDXAr0 . . . | ハ .. ヽ l. { . . . . . ヽ . . }/ .}ヽ. .ヽ .. . . .l. . } . . . . l . . .j{ . | . , . . . . . .. |ヽ/ 厶<ヘ. . .|. . . /|. / . . . l . . │l . . ハ . l . .l\, . . . . . ... レ lィ仗ヽ}ヾト . . l. / j/ . . -―ヘ . . 十j ./ーl .‐七弋"ヘ . ヽ . . . イ圦 _ハ jN. /K ハ . . .. マ. 7/ "仟テ¨ヽ`トヽハ . l. . . / V イ j j/ .{小、 「! ゴーレムが!」 . . . . . . ∨ヘ {仗 ハ V} ./ ゝ彡′ {\| { ヽ __ . .∧ . . . . . ∧、 ∨f -イ j j/  ̄ , .. l . \ `ヽ . . . ∧ . . . . . .. ゝ=彡’ ヽ } . l . . .. \ . . /. . . . . . . .. ヽ イ . 八 . . . . . .. \ / . . . . ヽ . . . . . . \ _. -っ /. . . . . ヽ . . . . . . . ..\ . . . . . . . . ∧ . . . . . . \U ‘ー_ ´ /l. . . . . . . ... \ . . . . . . . . ... . . . . . . / .ハ!. . . . . . ヽ / ヘ . . . . . . . .... \ . . . . . . . . .. . . . . . / //l . . . . . . . ト __,.イ ヽ \ . . . . . . . . \ . . . . . . . . . . . . . / .}i . . . . . .. j__ / \ ヽ . . . . . . . .. \ . . . . . . 前へ トップページ 次へ
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/185.html
品評会、当日 その日は朝から騒がしく、ドッピオはいつもより早く目が覚めました 「・・・会場作りか」 騒がしさの原因は品評会のステージ作りでした 席などが置かれ、ステージが作られていきます。おそらく魔法で作っているのでしょう 特別席のようなものもあります。夜に来たアンリエッタや王族の席といったところでしょうか ドッピオは自分のカードを使った手品の最終確認を行います 「・・・朝早いのね・・」 騒々しさにルイズも起きてきました。ここで着替えをさせるのはもはや日課と化しています 「ドッピオ、分かってると思うけど」 「もちろん、いいところ見せますよ」 それだけ確認するとルイズは 「そう。なら後は成功させるだけね」 そう言ってルイズは部屋から出て行きます 「あれ?どこに行くんですか」 朝食も取るにもまだ早く、食堂は開いていないはずです 「王族の人が来るから生徒一同は出迎え とりあえずアンタも来なさい。すぐに品評会は始まるから」 そう言って出て行くルイズについて行くドッピオでした 朝早いというのに廊下で人と会いました 「あら、ずいぶんと早いのね。ミス・ヴァリエール」 「そっちもね、ミス・ツェルプストー」 それだけ会話するとルイズはキュルケの横をさっさと通り抜けました 「出迎えのために生徒は集合って言っても早すぎるんじゃないかしら」 「そう?そんなに早くは無いと思うけど」 実際は早いのですがルイズは時間を見ていなかったのであまり気にしていませんでした 「まあ品評会の優勝はドッピオには悪いけど私が貰うわ」 「その吠え面、今日こそは叩きのめしてあげるわ」 ルイズとキュルケの間に火花が散ります もはや日常茶飯事のようなものなのでドッピオは遠くから見守っていました 言い合いはしばらく続きました 「・・・時間」 タバサがそう言うと言い合っていた両者は正気に戻り 「うわ・・もう並んでる。急ぐわよ!」 「どうして止めなかったのよ!ドッピオ!」 「いや・・なんか止めるのも悪い気がして」 四人は走って出迎えの場に行きました 出迎えの場に行くともう人だかりが出来ていました ザワザワと騒いでいますが王族の馬車が入ってくるとそのざわめきも静まりました そして馬車から降りてきたのは 「・・・アンリエッタさん」 アンリエッタとその御付の者たちが降りてきました 「ようこそ。トリステイン魔法学院へ」 オスマンがアンリエッタに頭を下げています その後、長ったらしい前置きを言った後 「それでは品評会を始めたいと思います!」 教師コルベールの言葉によって品評会は始まりました さまざまな使い魔たちがいろいろな芸をしていきます なかには地味なものやとても派手な芸まで 各々の使い魔の性質を示すかのような芸をしていきます 「大本命が来たわ」 ルイズの一言を聞いてから少しの間、ドラゴン、シルフィードが空を飛行します それに見とれるものが多数、その中にアンリエッタも含まれていました 「次は私たちの番ね。行くわよ!」 「はい」 ステージに上がり、あらためて人の多さを確認しました 「・・・ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール 使い魔の種族は・・・・平民です」 その言葉に静かに笑うものが多数 (・・ホラ!アンタが手品をするとか言ってやんなさいよ!) (僕が言うんですか?・・・分かりました) 少し深呼吸をして 「僕の手品を見せたいと思います。まずこの手品にはカードを覚えてもらう人物が必要となります ・・・女王アンリエッタ、少し手伝ってくれませんか?」 その発言に周りがざわつきます 「わ、私ですか?」 「はい。貴女が尤も信頼できます」 「そ、それでは」 ステージにアンリエッタが上ってきます 「・・・五十二枚、ジョーカーを抜いたカードです ご自由に一枚お選びください。僕と主はそのカードを見ません」 「・・・選びました」 「それではそのカードを観衆の皆さんに見せてください 貴女と周りが証人となります」 アンリエッタはカードを見せています カードはハートの10です 「それではそのカードを戻して混ぜてしまってください」 「え?いいんですか?」 「はい」 言われたとおりに混ぜるアンリエッタ 「・・これで僕と主は選んだカードが何であるか分からなくなりました そこで我が主に直感でそのカードを選んでもらいます」 「・・・え?」 「さあ、主。どのカードか勘で選んでください」 「ええ?!ちょっと待って!私そんなの分からない・・・」 (大丈夫です。必ずルイズさんの選んだカードはアンリエッタさんの選んだカードと同じになります) ドッピオは超小声でそう言いました (本当になるんでしょうね) (はい。だから選んでください) そう受け答えして (・・・これかしら) 一つだけ間隔があいているカードを選びました そのカードは・・・ 「女王アンリエッタ。貴女の選んだカードはハートの10ですか?」 「・・・すごい、その通りです!」 子供のようにはしゃぐアンリエッタ 「もう一回やってみてもいいですか?」 「どうぞ、何度でもあててみましょう」 こうして何度か続いてその正答率は百%と取られるぐらいにドッピオとルイズはカードを当てていきました 魔法を使っているのではないかと言う疑問は平民とゼロということでありえないと思われたようです 「では、これで僕の手品を終わりにしたいと思います」 その言葉を発したと同時に惜しみない拍手が浴びせられました (成功ですね。ルイズさん) (・・・ええ) 「それでは最優秀を発表したいと思います 最優秀は・・・タバサと使い魔シルフィードです!」 周りからもれる声は当然、妥当などの声でした 「それでは次に特別優秀を発表したいと思います!」 「特別優秀?」 いつもの品評会には無い賞でした 「特別優秀はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールと その使い魔、ヴィネガードッピオです!」 「え?」 「二人は前に来てください」 ルイズはその言葉についていけていませんでした 「ルイズさん?行きましょう」 ドッピオから話しかけられてようやく気を取り戻して 「私たちが賞を・・取った?」 「そうですよ。さ、行きましょう」 「ルイズ。おめでとう。それとドッピオさん。もう一度手品を見せてくださいね」 「はい。もちろんです」 「あ、あの女王アンリエッタ。この賞は一体・・・」 「本当はこの賞は品評会とは関係ないんです。 ですけど賞の授与がたまたま品評会と重なってしまったのでこのときに一緒にやろうと思って」 コホンと咳払いをしてアンリエッタは 「このたびの破壊の杖奪還の件、真に大義でした そのことを賞しシュヴァリエの爵位を貴女に与えたいと思います」 特別優秀賞、その正体はフーケを倒したことに対する賞でした 「今夜はそのことを称してささやかなパーティーをしたいと思います 本当に大義でしたよ。ルイズ」 「・・・いえ、勿体無いお言葉です」 「それでは・・・」 「あ、あのドッピオには何も無いんですか?」 「・・・・今回の件での活躍は聞きましたが、彼は貴族ではないので」 「・・そうですか」 そう言って賞の授与は終わりました アンリエッタはこの後すぐに王都に戻ることとなり、品評会は終わりを迎えました